猫にまたたびを与える正しい使い方とは

猫にまたたびを与える正しい使い方とは

猫にまたたびを与えると酔っ払ったようになって元気になるというのは有名な話で、実際に猫にまたたびを与えている方も多いと思います。でも、猫にまたたびを与えた時そのあまりの豹変っぷりに不安になる方も多いはずです。今回は猫にまたたびを与える正しい方法をご紹介します。

皆様ご存じのように猫はまたたびが大好きです。匂いを嗅いだら最後、メロメロのふにゃふにゃになってしまう姿はとても可愛いですよね。でもまたたびは与える量を間違えると、最悪の場合死に至ることもあります。ここでは猫にまたたびを与える際の量やタイミング、正しい使用方法などをご紹介します。

猫にまたたびを与える適正な量

仰向けで寝転がる茶猫

またたびは、脳を麻痺させて興奮させる作用があります。その為、毎日常用的に与えるのは危険です。また1回の量も1グラム以上を与えてはいけません。高齢の猫や身体の弱い猫は興奮しすぎて死んでしまうことが稀にあります。ちなみに市販のまたたびは1袋0.5グラム程の内容量がほとんどです。正しい用量を守りましょう。

猫にまたたびを与えるタイミング

またたび付きおもちゃで遊ぶ猫
  • 猫の食欲が無いとき
  • 猫の元気が無いとき
  • 猫のストレスがたまっているとき

猫にまたたびを与えるタイミングは、元気が無いときやストレスがたまっているときに与えるようにしましょう。特に食欲が無いときは、またたびの粉をふりかけのようにご飯にかけてあげると喜んで食べてくれます。またストレスがたまっているときは、またたびを与えることでストレスが解消されます。ただし、前述したように常用的にまたたびを使うことは危険です。

目安は月に1~2回程度、ここぞというときに使用するようにしましょう。

猫へまたたびを使う正しい方法

またたびの葉

市販で売られているまたたびのタイプは主に下記の3タイプがあります。

粉末タイプのまたたび

そのままごはんにかけたり、猫じゃらしなどのおもちゃに振りかけて遊んだりして使用しましょう。

木の枝タイプのまたたび

またたびはそのまま与えると、身体を擦り付けたりして遊びます。

おやつに練り込まれているタイプのまたたび

ボールのように丸い形のものや猫用のジャーキーのようになっているものなどがあります。ご自身が使いやすいものを選んで愛猫に与えてあげましょう。

またたびは形状により効力が違う

またたびはその形状により効力が変わることをご存じですか?基本は、本来のまたたびの形に近いほど効力が高いと言われています。効力が、高い順に並べると次の通りになります。

【葉>枝>実>液体>粉末】

つまり一般的によくみかける粉末タイプは1番効力が低く葉はとても効力が高いということになります。

またたびとはそもそも何か

またたび

またたびは植物

またたびはマタタビ科マタタビ属の植物で、決して珍しい植物ではなく日本でも普通に生えている植物です。またたびの木、葉、実すべてに猫をメロメロにする成分が含まれています。

またたびはアルコールではない

またたびに酔うという言葉が存在することから、またたびは猫のアルコールだと思うかたが多いですがまたたびはアルコールと違い口にすることで酔うのではなく、匂いにより酔った状態になるのです。その為、またたびは基本食べ物ではないのでまたたび成分が入ったオヤツや粉末は別として食べさせないようにしましょう。

またたびで猫が凶暴化することも

またたびを与えると、ゴロゴロ、スリスリ、ふにゃふにゃとそれはそれは可愛い状態になる猫ちゃんが多いですが、またたびを与えると突然凶暴化し噛みついたりする猫ちゃんもいます。実際に我が家の猫は普段温厚で大人しいのに、またたびを与えると猫が変わったように凶暴化し、手に噛みついたりおもちゃをむちゃくちゃに振り回したりして非常に怖いです。そういった猫ちゃんの場合は、あまり与えないようにしましょう。

まとめ

伸びする猫

またたびには様々な種類があります。猫ちゃんのタイプに合わせてどれがいいか選んであげてくださいね。また、猫ちゃんによってはまたたびが必要ない場合もあります。人間のアルコールと同じで身体に良いものではないので無理に与えなくても大丈夫ですが、ストレス解消や食欲促進したい時にはとっても便利なアイテムなのでもしもの為にまたたびを1つ用意しておくと便利でいいですね。

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