捨て猫を見つけた時に取る行動と保護した際の対処法

捨て猫を見つけた時に取る行動と保護した際の対処法

捨て猫を見つけた時、あなたならどうしますか?道を歩いていたら、どこからか聞こえてくるか細い「ニャ〜ニャ〜」という鳴き声…。ふと見ると、まだ幼い子猫が捨てられていた…。捨て猫を発見する事態にいつ遭遇するか、分かりません。ここでは、捨て猫に対して取れる方法を考えていきます。

捨て猫を見かけたら

目をつむる野良猫

か弱い捨て猫を見かけた時、どうするかは人によって違うでしょう。すぐに捨て猫を保護しようとする人もいれば、素知らぬ顔で通り過ぎる人、どうしようかとその場で悩む人…。捨て猫が1匹ならまだしも、何匹もいるとなると、私も悩むと思います。

でも、そのままにしていたら、その捨て猫はどうなってしまうのでしょうか?運良く他の人が拾ってくれれば良いですが、最悪の場合は衰弱して死んでしまうか、あるいはカラスなどの餌になってしまうか。または保健所に連れていかれ、そのまま殺処分か…。実際、殺処分になる猫のうち、大半が子猫なのです。この現実をこのままにしておいて、よいのでしょうか?

捨て猫に対してあなたが取れる4つの手段

バッグの中の子猫

捨て猫を見つけた時、あなたが取れる手段は、大きく分けて次の4つになるかと思います。

1.捨て猫を見なかった事にする

完全無視です。子猫があたかもそこに捨てられておらず、何も見ていないと自分に言い聞かせて、通り過ぎるのです。後日、ふと捨て猫たちのことを思い出しても、「あれは夢だった」として、完全に記憶から排除する手段を取ることができます。

2.捨て猫を保健所へ引き取り要請をする

地域の行政に連絡をして、「子猫が捨てられているから引き取って欲しい」と要請します。保健所などに引き取られた捨て猫たちは、飼い主が見つからなければ、3日〜7日後には殺されてしまうでしょう。それも、苦しみながら。

運が良ければ、保健所を見回っている動物保護団体などに引き取られて、その捨て猫が保護される可能性はあります。ですが、全国で何万匹もの子猫が保健所に連れてこられる現状の中では、かなり低い確率と考えて良いでしょう。

3.捨て猫を一旦保護して里親を探す

「一度子猫を保護して、里親が見つかるまで責任を持つ」と、覚悟を決める方法です。ご自身がペット不可物件にお住まいの場合は、捨て猫を連れて帰るのは難しいかもしれません。ですが、大家さんに事情を話して、里親が見つかるまで猫を置いても良いか交渉してみれば、許されることもあるかもしれません。

既に猫を飼っている、または猫好きな友人知人に、捨て猫の保護をお願いしてみても良いでしょう。動物病院にも、協力してくれるところがあります。子猫の命を守るため、当たってみても良いのではないでしょうか?

4.捨て猫を自分の愛猫にする

捨て猫の面倒を一生みると、覚悟を決める方法です。これは一時的な感情ではできません。むしろ、しない方が良いでしょう。猫はお世話にそれほど手がかからないとはいえ、病気をした時や、その捨て猫が産まれたばかりの子猫の場合だと、それなりに手間と時間をかけなければいけません。医療費がかかることもあります。

家族の一員として、一生を共に生きて行くという強い気持ちがなければ、この決断はオススメできませんが、捨て猫にとっては1番喜ばしい選択です。

捨て猫を保護した際の対処法

ケージの中の猫

捨て猫を保護すると決めた方は、この先を読み進めてください。

保護した捨て猫の月齢によっても対応は異なりますが、まずは捨て猫の保温と低血糖を防ぐことが先決です。タオルなどで包んだり、寒い季節には湯たんぽやカイロなどを使ったりして、体温を保ちます。低血糖を防ぐには、ガムシロップが有効です。猫用ミルクがあれば、飲ませてあげましょう。猫用ミルクは、コンビニでも手に入ることがあります。夜などで、すぐに動物病院に行けない場合にも、これらの方法は有効です。

捨て猫がそれほど衰弱しておらず、そこそこ元気があれば、すぐに動物病院に連れて行ってもよいでしょう。また、先住猫がいる場合は、必ず子猫を隔離します。動物病院に行く前に捨て猫を近づけてしまうと、感染症やノミ・ダニなどがうつってしまう可能性があります。また、捨て猫には寄生虫がいることもありますので、病院で検査してもらいましょう。分からないことは、獣医師にどんどん聞いてしまいましょう!その指示に従って、家でのお世話をします。

捨て猫の里親探しについて

人にすりよる野良猫

もし保護した捨て猫の里親を探す場合は、様々な方法があります。まずは、友人知人に当たってみることです。動物病院で里親を探していることを伝えると、協力してくれることもあります。地域の行政で、捨て猫の飼い主を探す会を開いている場合もありますので、問い合わせを行ないましょう。

インターネットを使った里親探しの方法もあります。検索すれば、多くの里親募集サイトが出てきますので、利用のルールを守った上で、保護した捨て猫の情報を掲載してあげましょう。

まとめ

うずくまる子猫

捨て猫を保護するのには、それなりの覚悟と手間、時間とお金がかかります。あなたの決断1つで、その捨て猫の命の結末が決まってしまうかもしれません。出来れば、捨て猫が幸せになってくれますよう祈ります!

投稿者

20代 女性 うみか

昔は、捨て猫の多い地域に住んでいたので数えきれないくらい猫ちゃんを保護してきました!
知り合いの方や近所の方に引き取ってもらうことが、多かったですし、それでも引取り手がないときには地域冊子に掲載してもらい里親を探していました。知り合いの方はたいていは、多頭飼いをしている方が多かったので快く引き取って下さいました、私の家族も猫ちゃんが好きなので私のアレルギーがましになってからは、うちでも保護した猫ちゃんが常に3匹はいました。どの子も、賢くて優しい性格をしていました。なんでも、食べてくれたので助かりましたよ。でも、一番好きな餌はカリカリでした、いまは色んな種類があっていいですね。

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