猫の流動食の選び方と与え方について

猫の流動食の選び方と与え方について

猫にも流動食というものがあります。流動食は、加齢や何らかの病気で、食事が出来なくなってしまった時の強い味方です。では、猫の流動食にはどんな種類を選び、どのように与えればいいのでしょうか。猫の流動食についてご紹介します。

796view

猫の流動食とは

流動食イメージ

流動食とは、ドロドロとした液状の食べ物を指します。人間でいう離乳食や、消化のいい重湯などのことですね。愛猫がどうしてもご飯を食べないという時に、強い味方になってくれる流動食ですが、一言に流動食といっても、市販から手作りまで種類も豊富です。

食欲不振の原因となるのは、口内トラブル、感染症、加齢…と様々で、特に多い口内トラブルでは、痛みと違和感で食欲が減少し、みるみるうちに元気がなくなってしまったというケースもあります。人間同様、やはり食事はとても大切なことですよね。愛猫がご飯を食べない、何とかして少しでも食べてもらいたい!という時は、流動食を試してみましょう。

猫の流動食の選び方

ペットフード売り場イメージ

市販の流動食には液状、ゲル、粉末、ペーストなど、様々なタイプの物が販売されています。どれも高カロリーで、猫にとって必要な栄養素を含んでおり、腎臓病などに対応したタイプもありますので、愛猫の好みや体調に合わせて選びましょう!

自分で水分補給できる場合

食欲はないが、お水は自分で飲めるという場合は、粉ミルクタイプの流動食がオススメです。子猫用ではなく、成猫用の栄養補完食である粉ミルクを選びましょう。比較的、嫌がる猫ちゃんも少ないようです。

少し食べられる場合

ウェットフードや、少量のカリカリなら食べられるという場合は、ゲルやペーストタイプの高栄養剤がオススメです。お皿や手にとって舐めさせたり、口元に塗ってあげたりするだけで栄養補給することができるので、手軽に利用することができます。

全く食べられない場合

全く食事がとれず、強制給餌が必要な場合は、液体タイプの流動食が便利です。液体タイプにも、水の代わりに飲めるほどサラサラなものと、少しとろみのついたものがあります。

まだ様子見できる程度の食欲不振であれば、いつものカリカリをお湯でふやかしてすり潰す、ミキサーにかけるなどで簡易流動食を手作りすることも可能です。ただし、流動食ではあまりたくさんの量を食べることは難しいので、栄養不足に陥る前に、市販の流動食に切り替えた方が無難でしょう。

実際に、長期的に流動食を利用されている飼い主さんは、その時の愛猫の体調によって何種類かの流動食を使い分けている方が多いようです。流動食にサプリメントを混ぜ、その他に必要な栄養素を補うという方法を取り入れている方も。長期的に流動食を利用する場合は、かかりつけ医に相談し、愛猫の症状にあった流動食を選んであげたいですね。

猫の流動食の与え方

シリンジ

何とか自力で食べられる場合は、お皿やスプーンなどで与えますが、どうしても食べられない場合は、強制給餌の必要があります。

猫の強制給餌方法

  • 猫の体をしっかり固定します。洗濯ネットから頭だけを出し、授乳クッションなどで固定すると安定します。
  • 猫の顔を斜め上に上げ、優しく固定します。口の端、犬歯の奥にシリンジやスポイトを差し込み、上顎に向けて一滴ずつ流動食を流していきます。

シリンジも種類がとても豊富で、先端が柔らかいものや、カーブしている形状の物などもあります。ネット通販で比較的安価で購入できますので、愛猫の流動食に合ったものを選んで下さい。シリンジの形状と、流動食の固さなどによっては流動食が出にくかったり、逆に出過ぎてしまったりする事がありますので、事前に確認してから愛猫の口に入れるようにして下さいね。

猫の強制給餌方法を紹介した動画が、いくつか見つかりましたのでご紹介します。皆さん、愛猫の為に試行錯誤されていらっしゃいます。是非、参考にして下さい。

猫の強制給餌 自分でご飯が食べられないネコに食べさせる方法

猫のごはん風景(強制給餌のやり方)

強制給餌(指を使った方法)

猫の強制給餌 急性胃腸炎で3日間食べていない猫に強制給餌を

また、強制給餌方法する前に、まずティースプーン一杯程の流動食を舐めさせてみて、嘔吐しないかを確認しましょう。この時、人間の赤ちゃん用に販売されている、ゴム製の小さいスプーンが便利です。どうしても自分から食べない場合は、鼻先や口元に塗ってみてもいいかもしれません。いきなりたくさん食べてしまうと、胃がびっくりして嘔吐してしまう可能性もありますので、まずは少量から始め、10分~30分程様子を見て下さい。

嘔吐を繰り返している、暴れて強制給餌が難しいという場合は、動物病院で鼻からチューブを入れてもらうことも可能です。暴れる愛猫を抑えての強制給餌は、愛猫にとっても、飼い主さんにとって大きな負担になります。無理に自宅で行おうとせず、かかりつけ医に相談しましょう。

まとめ

フードと猫

猫の流動食に関しては、それぞれの症状や必要なサポートが異なるため、一概には言えませんね。ただし、必ず自分より先に年をとってしまう愛猫が、いつ食事が出来なくなるか分かりません。元気な若い猫ちゃんであっても、急性胃腸炎や、歯肉炎などの病気によって食欲不振が引き起こされる可能性だってあります。食事は、猫にとっても生きていく上で、とても重要なことです。万が一の時に備えて、冷静に対処できるよう、流動食について知識を蓄えておきましょう!

人気のキーワード