1.鳥の動き
猫にとって鳥は獲物の一種。そんな鳥の動きをまねて、猫じゃらしを大きく上下に動かします。
高く上げたり、横に動かしたり、鳥をイメージして動かすのがポイントです。猫はその動きを目で追い、頭上に来たときにジャンプして捕まえようとします。
室内飼いが主流の今、外の鳥を捕まえることはできなくても、そんな疑似体験が猫を刺激するのです。
2.ネズミの動き
昔から猫とネズミはライバル!?と言われますが、ネズミの動きや音に猫は強く反応します。
猫じゃらしやネズミのおもちゃを使い、ジグザグに動かしたり、スピードに変化をつけてみます。この強弱ある動きに猫の狩猟本能が刺激され、低い姿勢でじっと狙いを定め、一気に飛びかかる。といった猫の「狩り」を見ることができます。
3.虫の動き
猫は虫の動きにも強く反応します。窓ガラスや網戸に止まった虫を手でキャッチしようとしたり、人間には見えない小さな虫を追いかけている姿を見ることがあります。
本来、猫は葉っぱの下でカサコソと動く虫を見つけることが好き。紙袋や段ボールの下で猫じゃらしを動かし、音を出すことで猫の狩猟本能にスイッチが入るのです。
お尻をプルプルと小刻みに震わせて、チャンスを窺っている姿も愛らしいものです。
4.光の動き
鏡を動かして壁に反射した光を、猫が追いかけているのを見ることがありますよね。得体の知れない動く光に猫は興味津々。壁に激突!なんてこともあります。
今では、この猫の興味をそそる光を出す電池式のおもちゃも売られています。壁や床に光を映し出すポインターのようなものがお薦めです。
一生懸命追いかける姿は「狩り」そのものなのです。
5.高い所
猫は高い所が大好き。野生の頃、木の上に登ることで外敵から身を守り、獲物を見張るという行動をしてきた猫にとって、高い所は安全な見張り台。
そして、ジャンプして登ったり降りたりする上下運動は猫にとっては遊びの一つであり、骨格や筋肉の成長にも欠かせません。キャットタワーを置いたり、それが難しければ家具の配置を工夫して高低差のある空間を作ってあげましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ゆず♂ / 1歳 / ブリティッシュショートヘア
以上、猫の「遊び」についてご紹介しました。とは言っても、どんな遊びを好むかは猫によって様々。色々な遊びを試して、猫の様子を観察してみましょう。
猫は犬に比べ体力があまりないので、長時間しつこく遊ばせるのは禁物。猫のペースに合わせ時間を決めてくださいね。
「猫」と「人」が快適に暮らすためにも猫との遊びは大切なコミュニケーションであり、猫との絆を深めるためにもとても重要な役割を果たしています。我が家の猫は、適度な遊びを取り入れることで、人間の時間に合わせて眠ってくれるようになりました。
忙しい方も、5分、10分でも良いので猫との「遊び」を日課にしていただければと思います。