フローリングで猫を飼うのはNG!5つの理由

フローリングで猫を飼うのはNG!5つの理由

いまや、ほとんどの住宅で使われているフローリングですが、猫にはNGって知ってました?オシャレで快適なのですが、実はあの小さなもふもふの生き物にはあまり良くないのだとか…。それは、なぜなのでしょうか?5つの理由を挙げてみました。猫の為にも必ずチェックしてくださいね!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. 滑りやすい

こける猫

フローリングは猫の足が滑りやすいので、ケガや関節を痛める原因になります。ツルツル〜ッとなってどこかへぶつかれば頭や体を強く打ち付けてしまうこともあるはずです。

肉球がある程度ストッパーの役目を果たしてくれますが、足裏の毛が伸びているとその効果も半減…。走る、ジャンプなど激しめの運動をした時、ズベッと転んでしまうことは良くあります。

そんな猫の姿は可愛いのですが、あまり笑ってもいられない事態です。体を痛める原因になりやすいので、フローリングの場合は滑らない工夫が必要です。

2. 足腰に負担がかかる

床を歩く猫

もしいつも猫がツルツルと滑るように歩いているならば、足腰に負担がかかっていると思って良いでしょう。今は何事もなくても、長年の蓄積でそのうち異常が出てしまうことが考えられます。

特に老猫の場合は注意が必要。フローリングの上にジョイントマットを敷くなどして、滑らないようにしてあげましょう。100円ショップで売っているものでも十分です。汚れたら部分で洗うことができますし、取り替えるのも簡単。コストをかけずに猫の体を守ることができますのでオススメです!

3. 骨折や脱臼の可能性

骨折した猫

フローリングの上で滑り、猫の足に過度な負担がかかることがあります。すると、骨折や脱臼と起こしてしまう場合が…。そうなると大ごとです。

もちろん動物病院に連れて行っての処置が必要でしょう。そしてその後、自宅でのケアも大事です。猫に多大な負担がかかるのはもちろん、飼い主さんも大変です。

お互いの為にもフローリングの床は避けるか、滑らない対策を十分にしていきましょう。

4. 椎間板ヘルニアにも!

猫と床

滑ることで、椎間板ヘルニアになってしまう可能性も!特に、肥満体型の猫はリスクが高いです。ただでさえ太っていると背骨に負担がかかりやすいのですが、更にフローリングでツルッとなると…。

ふらふらと歩く、抱っこした時に嫌がるなどの症状があったら、早めに動物病院を受診しましょう。早期治療でヘルニアの悪化を防ぐことができます。日頃の猫の様子を良く観察して、おかしなところがないかチェックしてあげてくださいね。

5. ノミダニの発生原因

床に横たわる猫

フローリングの表面は掃除すればキレイになりますが、溝に毛やフケが溜まりやすいです。もし猫が粗相してしまったら、水分が残っているかもしれません。入念にお手入れすれば良いのでしょうが、ついつい見逃してしまう部分でもあります。

毛やフケなどの汚れが溜まった溝は、ノミやダニの温床になってしまいます。大量発生すれば猫にはもちろん、飼い主さんにも害があることは明白です。

滑り止めでカーペットを敷く場合があると思いますが、それも危険です。ノミダニが住み付きやすいので、どちらかといえばカーペットのように毛の生えていないジョイントマットの方がオススメです。

まとめ

こちらを見る猫

猫がフローリングで滑らないようにするには、本文でも挙げたジョイントマットがお手軽です!

もし、もっとコストをかけても良いというのであれば、コーティングをしてあげましょう。動物の体に負担のかからない安全なコーティング素材もあります。猫の体を守る為に滑らない工夫を考えてあげてくださいね!!

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