猫が人を遊びに誘っているときの行動3つ

猫が人を遊びに誘っているときの行動3つ

みなさんは猫ちゃんの「遊ぼー♪」のサインをご存知でしょうか?猫の「遊ぼう」のサインの中にはチョット分かりづらいものもあるため、今まで気付かなかったという方もいらっしゃるかもしれません。今回は、猫が私たちに遊んでほしい時のサインをご紹介いたします。

1.お腹を見せて「ゴロン」

床で横たわるキジトラ猫

いちばん勘違いしやすい仕草!

猫がおもむろに、飼い主さんの目の前でゴロンと横たわって、お腹を見せてくることはありませんか?実はこの行動は、飼い主さんに遊んでもらいたい時のサインです。このサインは一見すると「お腹をなでてほしいのかな?」と思ってしまう、とても勘違いしやすいサインなのです。

そうしてお腹をなでようとすると怒ってしまうこともあり「いったい何だったんだ…?」と、困惑してしまった方も多いのではないでしょうか?

「遊ぼう」のサインとしてゴロンする時の特徴

寝そべる猫

猫の「遊ぼう」のサインの場合、飼い主さんの顔を見ながら横たわることが多いです。そして、ゴロンと横たわって背中を床にこすり付けるように、クネクネとすることもあります。

  • 目の前でおもむろにゴロンする
  • 飼い主さんの顔を見ている
  • ゴロンの後にクネクネする

このような場合、猫は横になりたいわけではなく「遊んでほしいな」「かまってほしいな」のアピールであることが多いです。

猫がお腹を見せるのは「信頼」の証

仰向けの猫

犬の場合は嬉しい時や甘える時、そして「もうやめて」という降参の気持ちの時など、お腹を見せてくることは頻繁にあります。しかし、猫の場合はもともと警戒心が強いため、犬ほど頻繁にお腹を見せようとはしません。

猫がお腹を見せて横たわるということは、それだけ飼い主さんや家の環境に対して、安心感や信頼感を持っている証拠でもあります。そのため「遊ぼう」のサインとしてお腹を見せてゴロンする仕草の中には、飼い主さんに対して「こんなに大好きなの」という、信頼の気持ちが含まれていると考えられます。

2.おもちゃを持ってくる

仰向けでおもちゃで遊ぶ猫

遊びたい欲がMAX!

遊びが大好きな猫ちゃんには、飼い主さんのところへ自らおもちゃを持ってくることがあります。特にボールやぬいぐるみなどで「取ってこい」の遊びが好きな猫ちゃんに多いと感じます。「これ投げて!」と言わんばかりに、嬉々として持ってくる様子はとても愛しいですね。

猫が自らおもちゃを持ってくる行動はとても直接的に「遊んで」とアピールしているので、飼い主さんと遊びたい欲がMAXであると考えられます。

控えめな性格の子の場合は

猫の手とネズミのおもちゃ

控えめな性格の猫ちゃんの場合は、おもちゃの近くをウロウロしたり鳴いてアピールすることもあります。また、飼い主さんのことを少し離れた場所からじっと見つめていることも。

言葉を持たない猫は、伝えたいことと関連している物で飼い主さんに気持ちを伝えようとします。「遊んでほしい」という気持ちを伝える場合、おもちゃの近くでウロウロしたり鳴いたりすることで、飼い主さんに伝えようとするのです。

猫のアピールの方法

パソコンの下からのぞく猫

猫は警戒心が強いので、猫同士で鳴いたり見つめ合ったりすることはほとんどありません。そもそも単独行動の動物なので、他者に何らかのアクションをするということは、それだけ何か伝えたいことがあるというサインであると言えます。

猫にとって

  • 見つめる
  • ウロウロする
  • 鳴く

という行動は、積極的に何かをうったえようとしているサインなので、猫ちゃんにこのような行動が見られた時には「遊びたいな」と思っている可能性があります。

3.飼い主さんにちょっかいを出す

ペンにじゃれつく子猫

忙しい時に限って…

洗濯物を干している時、掃除をしている時、はたまたパソコン作業をしている時…いろいろな場面で猫がちょっかいを出してくることがあります。たたんだタオルを崩してみたり、忙しく動き回る飼い主さんの足にじゃれついてみたり、キーボードの上を歩いてみたりして「もう!お邪魔よ!」と思ってしまうこともたくさんあることと存じます。このように、猫ちゃんが飼い主さんにちょっかいを出してくる時には「遊びたいなぁ」と思っている可能性があります。

飼い主さんが楽しそうに遊んでいると思っているのかも

タオルの上に乗る猫

これは決して飼い主さんの邪魔をしたいわけではなく、お仕事をしている飼い主さんのことが猫ちゃんの目には「飼い主さんが楽しそうに遊んでいる」ように映っているのかもしれません。そのため、自分も一緒になって遊んでいるつもりで、それが結果的に飼い主さんの邪魔してしまっている状態であると考えられます。

「猫パンチ」には応じないように!

猫パンチをする猫

子猫の時にはまだ経験値が少ないため、人間との遊び方や飼い主さんに意思表示をする方法が分からないことが多いです。猫にとって本能的な「遊び」とは「狩りごっこ」のことなので、子猫の時には「遊びたい」という意思表示として飼い主さんに猫パンチをしたり飛びついてしまうこともよくあります。

このような攻撃的な方法に応じてしまうと、その方法で遊びに誘うことを覚えてしまいます。そのため、猫が「猫パンチ」や「飛びつく」などの攻撃的な行動には反応しないようにしましょう。

まとめ

みるく

クールに見える猫たちも、飼い主さんと遊ぶことが大好きです。お散歩に行ける犬とは違って室内飼いの猫は運動不足になりやすいため、毎日の遊びの時間はとても重要です。

しかし、猫は気まぐれな生き物なので「遊びたい時に遊びたい」というちょっとワガママな子も多いです。今回ご紹介した猫の「遊ぼう」のサインが見られた際には、一緒に遊べる絶好のタイミングなので、思う存分遊んでコミュニケーションを取ってみてくださいね!

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