猫の表情から気持ちを読み取る
- 目
- ひげ
- 耳
- 鼻の下
猫の表情は、目の様子、ひげや耳の動かし方などから猫の気持ちを知ることができるのです。
例えば、猫は御機嫌の時ひげをピンと上に立てるようにしますが、逆に機嫌の悪いときのひげは前に突き出してきます。このように猫のひげの表情だけでも機嫌の良し悪しが、実はすぐに分かるのです。
では、他の顔のパーツはどんな動きで表情を作って猫は気持ちを表すのでしょう。耳がピクピクしてるとき、ちょっと落ち着かない気持ちになっているなど、怒ると鼻の下がぷ~っと膨らみます。心が満たされているときには目を細め耳はしっかり前を向いています。
猫の表情から気持ちが分かってくると、より一層猫との生活は楽しくなりますよね。猫は表情に乏しいどころか、結構いろいろな表情を持っているので観察していると楽しいですよ。
猫の機嫌が良い時の表情
飼い主さんにたっぷり遊んでもらった後や、えさを食べてお腹がいっぱいで満足しているときなどに猫はこのような表情になります。
ひげの状態
猫の表情から猫の機嫌を知るには、まずひげに注目してみましょう。猫は機嫌が良いときに、ひげをピンと伸ばします。
耳の状態
耳はピンと立っています。
目・舌の状態
目は輝き、ペロっと舌なめずりしているようであれば、そのとき猫の機嫌は最高に良いでしょう。
呼吸の状態
呼吸が激しくなり興奮状態になることもあります。
しっぽの状態
しっぽを立ててすり寄ってきます。
猫の機嫌が悪い時の表情
目の状態
その逆に、猫の機嫌の悪いときの表情と言ったら一番分かりやすいのは何と言っても目です。猫は昼間、瞳孔が閉じているので縦線に近い黒目になっていますが、機嫌の悪いときには興奮状態によって瞳孔が開き、まん丸の黒目になってしまいます。
夜はそもそも瞳孔が開いてまん丸黒目なので分かりづらいにですが、夜の目と昼間も同じ目をしていたら、かなり猫は機嫌が悪くなっていると思って良いでしょう。
耳の状態
猫の耳が横を向き、後ろに反っています。いわゆる「イカ耳」と呼ばれるものです。
ひげの状態
ひげがいつもより前に突き出しています。
鼻の下の状態
ふっくらと毛が盛り上がっています。
リラックスしている時の猫の表情
目の状態
目は半開きで眠たそうにしています。半開きの猫の目を見てみると、黒目が大きくなったり細くなったりを繰り返しています。猫がこの表情をするときは、全てに満たされリラックスしている状態です。猫が飼い主さんを見て、ゆっくりと目を閉じていったのなら飼い主さんを信じてリラックスしていることがうかがえます。このように猫の表情からリラックスしている状態であることが分かったら、猫に対して優しく喉の辺りを撫でてあげましょう。
耳の状態
耳にも力が入らず、少し前に倒れている状態です。耳の周りをマッサージしていあげても猫は喜びます。なるべくリラックスしている猫には、喜ぶことをしてあげて、まったりとしたひとときを楽しませてあげましょう。
緊張している時の猫の表情
あくびをしている
猫を叱っているときに、あくびをされたことはありませんか?そんなとき、人が真剣に怒っているのにあくびなんかして!と、つい思ってしまいますよね。でもそこで更に叱ってはいけません。このあくびは、ただ呑気にあくびをしている訳ではなく、飼い主さんから叱られたことで緊張するなど、ストレスを感じているときの猫の表情なのです。
猫は叱られたときや病院へ連れて行かれて診察台に上げられたり、不慣れなドライブなどに連れて行かれたり、気に入らない人が自分の縄張りに入ってくると何度もあくびをする場合があります。これは、緊張やストレスを和らげようとして行う猫の習性で、猫はあくびをすることで少しでもリラックスしようとしています。
目をしっかり開けてあくびをする
ストレスや緊張からくる、あくびのときの猫の表情は、目はしっかりと開けてあくびをするので、その違いはすぐに分かります。猫の表情はあくび一つとっても微妙に違いがあるので、注意深く見ていると面白いですよ。
猫は緊張やストレスのときだけ、あくびをするわけではありません。人間のように眠たいときや寝起きなどにも大きなあくびをします。ストレスや緊張から来るあくびとどのように違うのかと言うと、眠たいときや寝起きのあくびは薄目を開けているか、目を閉じたままにしている場合がほとんどです。
猫の表情に関するまとめ
犬は叱られているとしょぼんとする、興奮すると嬉しそうな表情を見せるのに比べ、猫は表情に乏しいと言われていますよね。猫の表情から気持ちを読み取るためには体のパーツをみるという事が大事です。
猫のしっぽはピンと立っていれば御機嫌で、左右に激しく振っていると機嫌が悪いなど、しっぽからは気持ちが現れることが知られています。
表情が分かりづらいと言われている猫ですが、実は猫なりに表情を作って飼い主さんに見せています。よく見てみましょう、猫の目や耳、ひげの様子を変えることで猫の表情はかなり変わっていますよ。ここで御紹介した、猫の機嫌の良いときや悪いときの表情を是非参考にして楽しい猫ライフを送ってくださいね。
50代以上 女性 nami
記事にあった通り「目は口程に物を言う」という言葉は、猫のためにあるのかと思う程、猫は目で物を訴えます。ただ、今では大抵猫が何を求めているのか、どうして欲しいのかを理解できているつもりでいますが、お迎えした当時はさっぱり分からなかったのも事実です。
猫の性格によって表情も伝え方も様々なので、一緒に暮らす猫2匹が同じような表情をしていても、全く違うものを求めていることもあります。猫の感情を表情で読み取るには、お互いを分かり合うためにも、少しだけ時間が必要なのかもしれませんね。でも、必ず何もかも理解しあえる日がきますよ!まぁ、本当に理解できているかどうかは、猫のみぞ知ることなのですが。
女性 yuki
こちらにも書かれているように、しっぽやヒゲは猫の気持ちを知る為にはとても重要です。しっぽをピンと立てひげが10時10分の方向に向いていれば、「嬉しいんだな」。
しっぽをゆらゆらと優しくゆっくり動かしているときは「退屈そうだな」。ひげがピッタリとホッペにくっつけて眠そうにしている時には「ずいぶん満足そうな顔してる。これから寝ようとしているのかな」などと、猫のしっぽとヒゲから読み取れる猫の気持ちはとても幅広いのです。
退屈そうな時にはオモチャで遊んであげるようにしていますし、寝ようとしているときには優しく声をかけ、少し撫でてあげるとさらに満足そうな顔をしてスヤスヤと眠ります^^
飼い主として猫の表情からその時の気持ちをしっかりと読み取り、その時にどうしてほしいかをわかってあげることはとても大切なことだと思います。
女性 ケロキ
ヒゲは感情を見るのに分かりやすいですよね。遊んでいるときはヒゲが前に出ていますが、いつの間にかヒゲの力が抜けて「もう遊びはいい。飽きた」と言っているような顔になります。ヒゲや耳、目などからちゃんと意思の疎通ができるのはうれしいですね。
女性 ゆず
ウチの猫が悪さをしてその事を叱った時、あくびをしたのでさらに怒ってしまったという経験があるので記事を読んで反省しました。ちゃんと、叱られていることを理解していたからこその行動だったんですね。可哀想なことをしてしまいました。今後は気をつけたいです。
30代 女性 にゃコロ
ここ最近は、毎日動物病院へ通う日々なので、夕方連れ出そうとすると、警戒体勢で目をまん丸にして、数秒私とにらめっこ。
病院の診察台で点滴をする時は、先生を凝視して、やっぱり目がまん丸になります。
うちの子の場合はまん丸な目をする時は、機嫌が悪いと言うより、不安や恐怖、不信感をもっている時の目なのかなぁと飼い主ながら解釈しています。
もう1匹の猫は、普段にゃ~、とあまり鳴きません。
ただ鳴かない分、態度や表情でしっかりと主張するので、尻尾の揺れや態度、瞳で訴える表現力に驚く事も♪
可愛いのが、気づいてほしい時に片手でちょんちょんと私にタッチしてくる事ですw
気づくまで、けなげに続けるその行動に、可愛さ急上昇。
身近にいればいる程、猫の表情には癒されて、発見もある毎日です★
40代 女性 まつこ
私の猫ちゃん2匹とも表情が豊かで分かりやすいです。
機嫌が悪いときには口を膨らまして目は瞳孔が開きます。興奮しているときにも、同じ感じになります。一方、機嫌が良いときには、髭がピントたち興味津々な表情でアンテナを張り巡らせています、日々の生活の中で好きなことをして遊んだりすることで、充実した生活を送っていることになるので、とても大切なことだなとおもいます。イキイキした表情をしてくれるとこちらまで元気が出ます。