「天気の子」で話題!ハチワレ猫ちゃん集合〜!

「天気の子」で話題!ハチワレ猫ちゃん集合〜!

大ヒット上映中の「天気の子」にアメという名のハチワレ猫が登場していることから、今ハチワレさんが注目されています。ハチワレ猫にはどのような特徴があるのでしょうか。今回はハチワレ猫についてご紹介いたします。

「ハチワレ」ってなに?~ハチワレ猫の歴史~

パンちゃん

額の模様が八の字のような見た目であることから、そう呼ばれているハチワレ猫。この「ハチワレ」とは猫種ではなく模様の名前です。額から鼻にかけて割れ目模様がある猫は皆ハチワレに属します。

ハチワレは元々「鉢割れ」という表記だった

ハチワレを漢字で書くと、「鉢割れ」という表記でした。この漢字が、兜(頭)が割れる様子を表していることから縁起が悪いといわれてしまいました。また黒白模様の猫には、いわゆる靴下猫がおり、これが白足袋と呼ばれ死装束を連想させると、忌み嫌われていた過去があります。そのせいで靴下模様のハチワレを含む黒白猫は昔、捨てられてしまうこともあったそうです。人間の勝手な呼称や連想が招いた悲劇といえるでしょう。

鉢割れから「八割れ」に!!そして変わる運命

鉢割れでは良いイメージがなされず、次に模様が八の字に見えることから「八割れ」と表記が改められました。すると「八」という漢字が末広がり(しだいに栄えること)を連想させる文字であることから、縁起が良いと人々の認識が変わったのです。靴下猫に対しても、現在ではネガティブないイメージは抱かれなくなりました。そして次第に八割れ猫は、漢字ではなく「ハチワレ」とカタカナで表記されるようになり、現在に至ります。

ハチワレ猫の種類

白黒ハチワレ猫顔アップ

皆様はハチワレ猫といわれると、黒白猫を想像しませんか?実はハチワレ猫は黒白のみならず、バラエティに富んでいる存在なのです。ちなみにこの模様は両親の遺伝子によって決まります。柄や色については誕生するまで分かりません。

そして、母猫がハチワレだからといって全ての子猫がハチワレ模様になるとは限りません。両親共にハチワレの場合も、必ずハチワレの猫が誕生するわけではありません。また、割れ具合も個性的です。割れ具合やぶち模様は成長過程で変化することがあります。ここで、魅力溢れるハチワレさんたちをご紹介いたします。

ハチワレさんといえばこの毛色!!

ハチワレといわれて真っ先に思い浮かべるのは、やはり黒白のハチワレさんですよね。でも、よく見ると皆違うことが分かります。

ことこ

バランスの取れた美しいハチワレ模様です。お鼻のぶち模様も自然で可愛らしい猫さんです。こんなに可愛いお顔なのに、眠るときに撫でてもらえないと猫パンチが飛んでくるそうです。

ぽんず

今度は額部分がハッキリと割れているハチワレさんです。お鼻に黒い模様があることで、「八」らしさが出ていますね。こちらは子猫さんなので、成猫になる過程でこの模様がどう変化していくかも楽しみです。

ぽんず

大きなお耳と綺麗なハチワレが自慢の美猫さんです。チャームポイントの鼻のホクロも可愛いですね!

僕たちも忘れないで!黒白以外のハチワレさん

次は黒白模様以外のハチワレさんをご紹介いたします。ハチワレは日本で2番目に多い模様です。ちなみにいちばん多い模様はキジトラ模様です。猫種に関係なくハチワレ模様であれば、誰でもハチワレを名乗ることができるため、様々な毛色のハチワレ猫がいるのです。

むー

こちらは茶ハチさんです。茶色と白のバイカラーになります。そしてお気づきだと思いますが、まるで前髪のある人のような模様です。ハチワレ猫の中にはこのような、人間っぽい顔立ちの猫もいるのです。

マロン

このハチワレさんは、虎模様です。そして、注目すべきは腿の模様。座る角度にもよるそうですが、ハートマークになっています。とてもキュートなハチワレさんです。

仲良しさん

ハチワレ猫の特徴のひとつに「協調性」が挙げられます。ハチワレさんは温厚で(黒の比率が多いほどその特徴があるとされる)他の猫を受け入れやすい傾向にあります。

「わさび」と「みりん」

こちらはハチワレさん同士の仲良し猫さんです。何か気になるようですね。2匹揃って同じ方向を見つめています。

ぴぃ&きゅう

こちらのハチワレさんは、黒猫さんと仲良しです。いつも一緒にいるそうです。2匹で寄り添う姿は微笑ましいですね。

ぴぃ&きゅう

キジトラさんと仲良しのハチワレさんです。ハチワレのすめしさんのほうがお姉さんだそうですよ。お姉さんらしく凛とした佇まいですね♪

ハチワレ猫の特徴

すあま

ハチワレ猫には次のような特徴があります。

  • 生命力がある
  • メスは母性本能が強い
  • オスはのんびり屋さん
  • 協調性がある

ハチワレ猫は総じて丈夫であり、生命力がある猫が多いようです。とはいえ、純血種の場合はその猫種に関係する病気には注意が必要です。そして、先程紹介したように協調性があり優しい猫が多い傾向にあります。メス猫の場合は誰の子猫という概念を越え、自分の子として愛することができます。オス猫は良い意味で呑気な猫が多く、細かいことにはあまり執着しないようです。

まとめ

ふくちゃん

ひとくちにハチワレといっても、実に様々なハチワレ猫がいることがわかりました。ちなみに外国では毛色の特徴から「Black and White」、種類によっては仮面を被りタキシードを着たように見えることから「Mask and Mantle」などと呼ばれ親しまれています。

映画の影響で注目されているハチワレですが、今まで大きく注目されてこなかったことは決してハチワレ猫に関心がない、というわけではないかもしれません。日本では多い模様であるがゆえに、自然と我々人間の日常に溶け込んでいる身近な存在だったのでしょう。

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