猫のこちょこちょパーってなに?
そもそも「こちょこちょパーってなに?」とご存知がない方もいらっしゃるかもしれません。飼い主さんが猫をこちょこちょとするとくすぐられた後に両手をあげて「パー」っという仕草をするものを言います。
猫のこちょこちょパーの仕方は?
実際に自宅の猫ちゃんにこちょこちょパーをしてみたい!という方もいらっしゃるかもしれませんので、ここでは具体的に飼い主さんが猫をこちょこちょパーする方法を、ご紹介させていただきます。
1. リラックスをさせる
まず最初に猫をこちょこちょパーさせるためには、飼い主さんがスキンシップをとってリラックスをさせましょう。
2. ゴロにゃんこさせる(横に寝転ばせる)
猫は飼い主さんに撫でられて嬉しいと、その場で転んだり横向きにゴロンと寝転んで、ゴロにゃんこをしたりします。この姿勢にさせてみましょう。
3. こちょこちょする
つづいて、猫が転んだら飼い主さんは優しく脇腹を「こちょこちょ」と言いながら、くすぐるように指先でこちょこちょしてみましょう。
4. パッと止める
飼い主さんが猫の脇腹をこちょこちょとして、パッとやめて手を引いてみましょう。ここで「こちょこちょパー」をする猫であれば、飼い主さんの手の動きに合わせるようにバンザイと両手足を「パー」をしてくれます。
どんな猫がしてくれる?
では、こちょこちょパーは全ての猫がこのように、可愛らしくこちょこちょパーをしてくれるのでしょうか?ここではどんな猫がこちょこちょパーをしてくれるのかについて、ご紹介させていただきます。
子猫
どちらかというとシニア猫よりも、若い猫の方がこちょこちょパーをしてくれる可能性は高いです。その理由としては「何にでも好奇心旺盛だから」です。
何にでもおもちゃに変えてしまって、すぐに「楽しい!なんだこれは!?」と興味を持つ猫であれば、こちょこちょパーもしてくれるでしょう。
飼い主さんの手で遊ぶ猫
「飼い主さんの手」と言えば優しく撫でてくれるだけだと思っている猫もいるようですが、猫によっては飼い主さんの手で遊んでみたり、甘噛みをしてみるなど「動く手」に過剰に反応をする猫もいます。このような猫は飼い主さんの手への関心が強いので、きっとこちょこちょパーをしてくれるでしょう。
飼い主さんに懐いている猫
そもそもこちょこちょパーは、飼い主さんと信頼関係のある猫にしかできません。警戒心が強くすぐにどこかへ行ってしまう猫や、飼い主に懐いておらずあまり触れない場合などは、こちょこちょパーをするのは難しいでしょう。
猫がこちょこちょパーするのはなぜなの?
では猫が可愛らしく「こちょこちょパー」をするのはなぜなのでしょうか?「こちょこちょ」なだけに「くすぐったいからかな?」と思っている方が多いようですが、実はそうでもないようです。
猫がこちょこちょとすると、パーっと可愛らしく両手足をバンザイするように広げてくれるのは「攻撃態勢にあるから」なのです。
猫は目の前で「動くもの」を見ると狩猟本能によって捕まえようとするために、攻撃をします。それにより手のひらが自分を攻撃して、パーっと動くと「飛びかかろう!」という体勢になってしまい、これが飼い主さんたち、つまり人間から見ると「パー」っとバンザイをするように広げて見えてしまうのです。
まとめ
今日のねこちゃんより:ボブ / ♂ / マンチカン / 1kg
猫にこちょこちょパーをすると、まるで飼い主さんの真似をするように両手足をパーっと広げてくれるので何とも癒やされますよね。しかしこれは全ての猫がするのではなく、子猫や好奇心旺盛の猫、飼い主さんの手で遊ぶ猫などがこのような行動をしてくれるようです。もしご興味がある方は、実際に優しくやってこちょこちょパーしてあげてみてくださいね。