猫の毛がボワッとなる気持ち
猫の毛が逆立ってしまうのは、アドレナリンのホルモン分泌によるものだそうです。脳内の感情を刺激させることにより、立毛筋が活動して毛を引っ張ってしまい起こる状態です。猫のアドレナリンが全開になると、毛を逆立ててしまいますが、どんな心理からきているのか見ていきましょう。
1. 興奮している
猫の脳内では興奮していることがわかります。知らない人に対面したときや、知らないにおいを嗅いだときなどに、興奮のスイッチが入ってしまうようです。ほかにも、楽しみにしていたご飯を食べようとするときにも見られます。
2. 怒っている
「怒っているんだぞ!」と言うときにも毛が逆立ちます。怒ると言う気持ちには、ある意味興奮しているからともとれますね。猫が怒ってしまうのは、しつこく嫌なことをされたり、尻尾を踏まれたりするなど、痛い目にあったときなどです。毛を逆立てるほど嫌な気持ちと言うことでしょう。
3. 怖がっている
猫の毛を逆立てる感情には、いろんな気持ちが隠されています。「怒っているのに怖がっているってどういうこと?」と思いますよね。猫は、毛を逆立てるときに相手によっては感情も違うと言うことなのでしょう。強い相手には「怖い」弱い相手には「怒り」と言う風に態勢も違います。共通して言えるのは、毛を逆立てて、自分を大きく見せようとしているところでなのしょう。
4. 驚いている
大きな音や、見たことないものを目にしたときは、驚いて毛が逆立ちます。家の中で、猫が尻尾を太くしている場面があると思います。飼い主さんの知らない所でも、猫は驚いたり、びっくりしたりしているようです。猫の感情は豊かなので、見間違えている場合にも毛にすぐに出てしまいます。何事もなかったかのような表情で、尻尾だけ太いときはきっとそうなのでしょう。
5. 遊びたい衝動
猫は興奮したら毛が逆立ちますが、遊んでいるときも見られます。遊んでる最中に興奮してくるとなる場合と、遊びたい衝動からなる場合があります。「遊びたい!」と言う気持ちで子供がお母さんにダダをこねるような感じです。尻尾を「ボワッ」とさせて飛び跳ねるような仕草を見せたり、背中を少し逆立ってておねだりしたりしてきます。子猫に多いのですが、未だに癖が出てしまうこともあるようです。
6. 寒気がしている
猫が寒いと感じたときも毛が逆立ちます。毛が逆立つのは、鳥肌がたつような感覚です。私たちも「寒いな」と思うと毛が立ちますよね。そして、感情による鳥肌です。怖い話をされたときや、ひゃっとする場面で「鳥肌がたつ」と言うものです。猫の毛が逆立つのも同じで、自然の原理からくるようです。
猫の毛が逆だってるときの対処法
刺激を与えない
いろんな感情から、猫が興奮していることでしょう。手をだすと噛まれたり、引っかかれたりすることもあります。一番は、これ以上刺激を与えないようにするのがいいでしょう。猫を落ち着かせるようにしてあげて、そっとしておくのが良いでしょう。
視線を遮る
猫が恐怖や、怖がっている様子ならば見えないように遮ってあげましょう。恐怖に感じるものの対象物を隠してあげます。扉を閉める、カーテンを閉める、物を隠す、離れさせるなどして視線から外れるようにしてあげてください。
毛の逆立ちが直らない
猫の毛が逆立ってしまうときに、飼い主さんも感情をおさえるように配慮しますが、一向に直らない場合は原因が他にあるようです。例えば、病気と言う場合も考えられます。猫は体調が良くないときにも毛を逆立てると言われています。毛を逆立てることは、猫の体調不良のサインでもあるので、注意が必要でしょう。
まとめ
猫の毛が逆立つときの心理を紹介しました。猫の毛が逆立つ原理は鳥肌が立つのと同じです。猫のいろんな気持ちが毛を逆立ててしまうようです。毛が逆立つ場面からストレスを感じてしまうこともあります。
刺激を与えないように注意してあげて、繰り返さないようにしてあげるのが対処法です。また、原因を突き止めてあげないと、対処を間違えてしまう場合もあるので注意しましょう。