猫が避難する時に選ぶ場所
1 台の下
猫が雷の音にびっくりすると、すかさず机や台などの下に避難しようとします。危険を察知すると屋根がある場所に避難するのは、本能的な行動なのでしょう。
2 布団の中
猫も「ゴロゴロ」と鳴る雷にびっくりしたら潜り込みたくなるのです。大きな音や稲光に驚いたりおびえたりすると、穴がある場所に潜る習性があるようです。
3 物陰
猫は雷にびっくりして危険を感じても、完全に隠れてしまわずに物陰に隠れて様子をうかがっている事もあります。外の様子が気になるのでしょう。
4 隅っこ
雷にびっくりしても隠れる場所が見つからない場合、部屋の隅っこに行くことも。部屋の角や、家具や物の隙間などに避難します。そこでより体を小さく縮めて、壁や家具と密着し一体化しようとしているようです。
5 遠くに離れる
猫は人間の何十倍も、雷が怖いと思うのでしょう。とにかく逃げなければ危険と思い、遠くに離れようとします。他の部屋に行ったり、雷からできるだけ距離のある場所に避難しようとするようです。
6 人間のそば
最終的に猫が頼りにするのは、飼い主さんだったりします。災害や災難が突然起こると、飼い主さんの方に逃げてくる猫も多いようですよ。「安心できる場所は、飼い主さんのそばしかない!」築きあげた強い信頼関係があるのでしょう。
雷にびっくりした猫の反応
逃げる
「自分の身は自分で守る!」というのが猫の生態なのでしょう。誰かと一緒に逃げる、守ってもらうなどという考えはないようです。突然危険が起きた時には、猫の性格が出やすくなります。私の家の猫もそれぞれ違った行動が見られたのですが、一匹はとにかく逃げ足が早く、そそくさと机の下に避難して行きました。
鳴く
雷にびっくりすると「怖いにゃー」「助けてにゃー」と大きな声で鳴く猫もいます。また「落ち着かないにゃー」と不安な声で鳴く様子も見られます。大きな音や雷の落ちた音などで猫はパニックになるほど恐怖を感じて、声を出してしまうようです。
警戒する
猫が雷の音を不安に思うのは、音の理由が把握できないからのでしょう。人間は雷と理解しているので、一時的な騒音として受け止められます。しかし猫にとってはわけが分からず、命の危険も感じるような大きな音。「いつも通りに戻るの?」「一体何が起こってるの?」と何が何だか理解できず、雷がなり止んでも警戒してしまうのです。雷が原因でしばらくは、警戒体制が強くなるのでしょう。
動けない
猫の行動も様々。危険と判断していても、体が動かなくなりその場でかたまってしまう猫もいます。経験が浅い猫や子猫は、どうして良いかわからず逃げることができないんですね。我が家の猫の一匹もそうでした。雷の音にびっくりしても、他の猫のように動けずに停止状態になってしまいました。
助けを求める
全ての猫がその場から逃げると言う事もないのです。飼い主さんに助けを求めてくる猫も多いでしょう。飼い主さんを信頼しきっている猫は「守ってにゃ」とくっついてきたりするようです。また、勇敢な猫は「守るにゃ!」と飼い主さんのそばを離れなかったという事もあるのでしょう。
まとめ
雷にびっくりした猫が逃げる場所を紹介しました。猫は音に敏感です。人間に聞こえる音と、猫の聞こえる音は格段に差があります。夏場に多い突然の豪雨にも猫はびっくりして逃げるのですから、雷ならそれ以上に危険と感じてしまうのです。猫の場合は、人間よりも臆病で警戒心がありますので、安心できるスペースがなければいけません。こう言った、いつなんどき起こるかわからない事態に備えて、隠れ家は必要ですね。また、驚いた猫が飛び出してしまわないよう、戸締りにも気を付けたいものですね。