猫がしかめっ面になるのは?
1 怒っているとき
人間のように猫も怒っていることがあります。しかめっ面をすると、顔に力が入って眉間にシワがよります。
相手を睨みつけて「こっちにくるな」と近寄り難い雰囲気を出しているのでしょう。顔が怖いというだけで、なぜか威厳があるように感じてしまいます。
また、飼い主さんがなかなか椅子から立ち上がらないときに、冷たい目をして睨むように見てきます。あれはきっと怒っていると思います。
2 驚いたとき
猫がしかめっ面をしてしまうのは、本当は怖いと思っているからという場合もあるでしょう。自分を強く見せる、防御のひとつなのです。猫は何かに驚いたときに顔の表情が変わります。
「うわぁーびっくりした!」と目を細めて、驚きと怖さが混ざり合って、しかめっ面のような顔になってしまうのでしょう。
3 甘えたいとき
猫がしかめっ面になる理由には、甘えたいという要望があるときも。拗ねたりしたときに顔に出やすいタイプの猫に多いようです。
構ってほしい、遊んでほしい、お腹がすいた、などを要求したときに、通らなければしょんぼりしてしまい、それが睨んでいるように見えてしまうのですね。
4 臭い?とき
猫は、臭いときにしかめっ面をします。これはフレーメン反応と言われ、しかめっ面のような顔になります。臭いからこうなると思いがちですが、猫がこうなるのは「癖になる」においだからのようです。
猫のトイレや人間の靴下や体を「くんくん」して、「んげっ」と言う顔になります。猫のフレーメン反応は、フェロモンの確認をしているそうです。飼い主さんとしては、この顔が癖になっちゃいそうですね。
5 眩しいとき
人間は、暗い所から明るい所に急に移動すると、眩しさからしかめっ面になります。猫の場合は、寝て起きたときに眩しさから目がしょぼしょぼしてしまいます。
猫の寝起きは、眠そうに目を開けるので、しかめっ面のように見えることもあります。明るすぎて目が覚めてしまう場合もあり、そんなときは顔に手をあてて隠そうとしますよね。
6 痛いとき
猫の体調が原因でしかめっ面になることもあります。体のどこかが痛む、体を動かすと痛いなどから、顔に力が入ってしまい、キツイ顔に見えてしまうのです。
一般的にあまり体の痛みを表に出さない猫。しかめっ面になっているときは、辛すぎて穏やかな状態が保てなくなっているということです。猫が苦しそうな表情をしたら、痛みを訴えている可能性があるので、見過ごさないようにしましょう。
7 眠いとき
猫は眠くなってくると、可愛い顔から目つきが変わってきます。「何か怒ってる?」と思うくらい、目がすわって見えてしまいます。これは、眠くて瞼が落ちてきているのでしょう。眠いのを我慢すると、よりしかめっ面度が増してしまいます。
8 反省している顔
しかめっ面に見えるこの顔は、じつは猫が反省しているときに見せる顔なのです。猫は顔の筋肉があまりなく、表情が読み取りにくいのです。しかめっ面のように見えるのは、勘違いなのでしょう。
飼い主さんに注意されて逆ギレしているのではありません。「あー怖かった」「反省してます」と言う気持ちの表れのようです。
まとめ
猫がしかめっ面する理由を紹介しました。しかめっ面したときは、怒っていることもあるようですが、ほかにも意味があったみたいですね。
猫のしかめっ面に見える表情は、怖かったときや眠いときなど、そのように見えてしまうのでしょうね。また体に不調がある場合にも、しかめっ面になるので注意してあげるようにしましょう。
私の猫も、動きを確認するときにも、じっと見つめながら眉間にシワを寄せています。動きが止まるのを確認するまでは集中しているのでしょう。猫の真剣な眼差しで、目つきが悪くなってしまうのをご了承ください。