猫が片手をあげたまま固まる理由
なぜか片手をあげたまま固まってる猫。何を考えているのでしょうか?
1.何か気になっている
何か気になることがあるとき、片手をあげてそのままになる場合があります。奇妙な音がしたり、変な物体を見つけたりしたのかもしれません。「にゃんだ?」とその見知らぬものに気をとられて、フリーズ状態になってしまいます。
しばらくするとフリーズ解除して、動き出すこともあります。その未知の物に興味を惹かれ、目をキラキラさせながら近づく猫は、無邪気でとてもかわいらしいです!
2.痛い
ケガなどで痛みがあるので、片手をあげることも。猫がひょこひょこと変な歩き方をしていたり、触ろうとすると怒ったりしたときは、何か異常がある可能性が高いです。早めに動物病院へ行き、適切な処置を受けましょう。猫は体の不調を隠す動物なので、痛みがあっても普通の顔して生活していることもあります。
猫の異常に気がつけるのは飼い主さんだけなので、たまに抱っこするなどしてスキンシップをしつつ、おかしなところがないか確かめてあげると良いでしょう。異常の早期発見のため、抱っこを嫌がる猫も、なるべく慣れさせる意味でもスキンシップしてあげてください。
3.クセ
片手をあげるのがクセ、という猫もいます。その猫が持つクセなので、特に心配する必要はありません。しょっちゅう片手をあげているけれど、特に異常などがないのであれば、そっとしておいてあげましょう。ちょっとかわいいクセですね!
4.すぐに逃げ出せるように
猫が何か危険を感じているとき、すぐにその場から逃げ出せるように構えて、片手をあげる場合も。他の猫に飛びかかられそう、家具などが倒れてきそうなときなど、「やばい!」と思ったらさっと逃げて、身を守れるように。
猫の逃げ足はとても早く、危険なときは目にも見えない速さで走り去っていきます。片手をあげているなぁ、と思った次の瞬間には、姿が見えなくなっているかもしれません。
5.床、冷たい
床が冷たいなどの不快さを感じているので、片手をあげることもあります。冷たい以外にも、ベタベタして気持ちが悪いなど、感触が嫌なことも。
猫は粘着テープのベタベタ感やアルミホイルなどの感触を嫌います。そのようなものが敷いてある場所にうっかり行ってしまったときは、なるべく触れないよう、片手をあげるでしょう。
6.にゃにかを求めて
「それちょうだい?」「撫でて!」など、何かを求めているとき、片手をあげてアピールするケースも。その様子はとても可愛く、思わず顔がほころんでしまう飼い主さんは多いでしょう。
飼い主さんが持っているものが欲しい場合、我慢しきれずに片手が出てしまうこともあります。大好物のおやつを飼い主さんが手にしていたら、考えるよりも先に手が出てしまうでしょう。
猫によって要求の仕方は異なりますが、「撫でて!」と片手をあげて飼い主さんのナデナデを要求してきたら、メロメロになってしまいますね。
7.猫パンチの準備
猫パンチをスタンバイしているため、片手をあげるという恐ろしいケースもあります。超速パンチを繰り出す準備をして、何を攻撃するつもりなのでしょう?願わくば、飼い主さんではありませんように…。
猫パンチの犠牲になるのは、同居の動物が多いようです。猫と遊びたい犬がベシベシと叩かれたり、ちょっかいを出してくる猫がベシッとやられたり…。人の目に見えないくらい早い強力猫パンチ、あまり喰らいたくはないですね。
まとめ
猫が片手をあげているときは、様々な理由があることが分かりました。ほとんどが心配いらない理由ですが、異常がある場合は気をつけてあげてください。
かわいい猫の様子を観察しつつ、異常に早く気がついてあげられると良いですね!片手あげは、何かのアピールのこともあります。猫が何を求めているのか察してあげてくださいね。