猫が自分の手を噛む理由
1.手にトラブルがあるから
猫が手を噛むのは、大きくわけるとふたつあります。ひとつは猫が病気やケガによるもので噛んでしまうのでしょう。手を舐めてグルーミングするだけでなく、その後に手を噛んでしまうのは、痛みや痒みを感じているからなのです。
猫の手のトラブルには皮膚炎で、ノミやダニの寄生虫、アレルギー、火傷などから皮膚に何かしらのトラブルが生じているからです。また、爪によるトラブルでは爪が剥がれている、伸びて肉球にくい込んで痛いなどの原因があるようです。
2.ストレスを感じているから
猫が手を噛むと言う行為は、次にストレスからくるものです。人間が爪を噛む行為もストレスと言われ、猫が手を噛む行為と似ています。
猫が手を噛む理由を、大きくまとめるとストレスと一括りにしていますが、細かく見てみると以下が考えられます。
· 運動不足
· 空腹
· 緊張
· 不安
· 欲求不満
· イライラ
などが手を噛むストレスからくる原因となります。猫の気持ちが不安定や、発散できる場所がなければ、自分の手を噛んでしまうようです。
気になるから原因があるから
猫が手を噛むのは、手に違和感を抱いているからとも言えるでしょう。手に問題がなくても、ストレスが原因で猫が噛み続けると、炎症や腫れていきます。するとストレスが原因で、手のトラブルに陥るサイクルができてしまいます。
それだけでなくても、爪が伸びているのが気になる、手についた匂いが気になる、手の隙間の汚れが気になるなど、そのときの状況もあり、手を噛んでしまうのです。
噛むのを癖づけてしまう
悪い癖は治そうとしても、なかなか治らないものでしょう。猫が手を噛んでしまうのも、癖からくることもあります。
退屈になったり、暇になったりするとついつい手に行ってしまうのでしょう。手持ち無沙汰と言える行為でもあり、手を噛むのが癖づいてしまっているのかも知れません。
猫が手を噛むのを止めさせるには
病院で相談する
手に炎症やトラブルなど病気が原因で噛んでいる場合、病院で相談して見てください。猫が手を噛んでしまう原因が、どこからくるのかで対処法も変わってくるでしょう。
ストレスになる要素を取り除く
ストレスから猫が手を噛んでしまう場合は、どんなことにストレスを感じているか追及していきましょう。猫が不安や寂しい気持ちなら構ってあげる、退屈しているなら遊んであげる、癖づいてしまっているなら他に目を向けさせるなど、気持ちを読み取ってあげるのが大切です。
手を噛む行為は、転位行動とも言えます。自分の体を傷つけたり、八つ当たりしたりしてしまうのです。酷くなる前に、ストレス要素を取り除いてあげましょう。
お手入れをしっかりする
猫は神経質なところがあるので、気になるととことん気にしてしまいます。爪が伸びているのは、爪とぎでは追いつかないようで気になってしまうのでしょう。手の指の隙間もゴミが入ったり汚れてしまったりするのが気になるのです。
また肉球や毛に嫌いな匂いがつくと取れるまで必死になるのです。こう言った理由に気づいてあげ、お手入れや匂いを取り除くなどの対処をしてあげましょう。
まとめ
猫が自分の手を噛む理由について紹介しました。猫が手を噛む行為は、珍しい光景じゃないと思います。毛繕いしながら手を噛むのは、よく見かけるのではないでしょうか?
猫が手を噛んでいる頻度や噛み方で状況も変わってきます。猫が手を噛むのは、酷いと手が痛い理由や手を痛める理由にも繋がるので、注意しなければいけません。あまりにも噛む行為が多いときは、それなりの理由を追及してみましょう。