猫が自己アピールしている時の仕草
自己主張の強い猫がする仕草はどのようなものがあるのでしょうか。
猫と言葉を交わせるわけではないので、なかなか気持ちを理解できないことも、あるかもしれませんが、実は猫の仕草によって、「考えていることや感情、気持ち」を知ることもできます。
では、自己主張の強い猫がする仕草はどのようなことがあるのでしょうか。
ここでは、自己主張の強い猫がする8つの仕草についてご紹介させていただきます。
1.飼い主の周りをウロウロ
自己主張が強い猫は「飼い主の周りをウロウロ」という仕草をよくします。
飼い主とすれば「どうして付いてくるの?」と疑問に思うこともあるかもしれません。
しかし、猫にとっては
- お腹が空いたから餌を入れてほしい!
- 構ってほしい!
などと何らかの欲求があり、飼い主の周りをウロウロするという仕草をするのです。
これは猫にとっては自己主張の1つであり、飼い主も、無視せずに付いてくる理由を理解できるように努めなくてはいけないでしょう。
2.ニャンニャン鳴く
自己主張が強いと「ニャンニャン鳴く」という仕草をよくします。
- 構ってほしいとき
- 甘えたいとき
など飼い主に「触ってよー」、言いたいときの自己主張として、ニャンニャン鳴いてくることがあるでしょう。
またこの時に、ゴロゴロと喉を鳴らして、前足をフミフミとしているときには、「眠たいな」と飼い主に伝えているサインでもあるでしょう。
そしてそれだけでなく、ニャンニャン鳴くときに、甘えたいだけでなく寒い、お腹が空いているなど、その他の理由がある場合も考えられるでしょう。
3.飼い主の作業もお構いなし
自己主張として「飼い主の作業もお構いなしだな」と感じるような仕草をよくします。
具体的には
- パソコンをしているキーボードの上にのってくる
- 広げている新聞や本の上を占領してくる
- ピアノの練習中に鍵盤に乗ってくる
などがあげられます。どうして飼い主が用事をしているのに「手元を占領するの?!」となってしまいがちですが、これも猫の自己主張の1つです。
猫は飼い主の手元に行くことで、「自分の存在に気がついてもらえる」と思っているので、そこに行けば遊んでもらえるかも、構ってもらえるかもと思っているのです。
4.バリバリと爪研ぎをする
猫の自己主張が強いと「バリバリと爪研ぎをする」という仕草をよくします。
これは喜んでいるわけでなく、ストレスを感じて「イライラするー!」、「もうやめてくれー!」と、訴えかける自己主張の1つです。
猫は神経質でストレスを抱えやすい性格です。
テレビが大音量で流れる、来客で、知らない人が突然縄張りに入ってきたときなど、猫がこれ以上は、やめてほしいとストレスに感じたときに、爪研ぎのグッズや、家具でバリバリと爪を研いで主張してくるのです。
5.部屋中を走り回る
猫の自己主張が強いとは「部屋中を走り回る」という仕草をよくします。
猫の運動会とも言われますが、猫は夜中に走り回り、日中はトイレの後など、様々な状況で走り回ることがありますよね。それぞれ走り回る行動は自己主張の1つなのです。
夜中や日中に走り回る行動は、真空運動とも言われ、運動不足の解消のために走り回っていることもありますが、猫が「退屈だー!」と、感じて自己主張をしていることがあります。
またトイレのあとに走り回る仕草は
- 狙われている敵から逃げろー!
- トイレをしてスッキリー!
といったような気持ちがあります。これは全ての猫が走り回るというわけでなく、自己主張の強い猫に見られる傾向があります。
6.通路のど真ん中でゴロにゃんこ
自己主張が強いと通路のど真ん中で寝っ転がるという仕草をよくします。
猫がゴロにゃんこをするというのは、「構ってよー」という自己主張の1つです。道の真ん中で遠慮なくドーンと陣取る、自己主張の強い猫がゴロにゃんこをしているということは、構ってほしいアピールなのです。
そして猫が、ゴロにゃんこをするということは、敵に狙われやすい「無防備な姿勢になる」ということです。
それは信頼関係のある、飼い主さんにしか見せてくれないので、邪魔だと思ってしまいそうですが、ある意味、うれしいですね。
7.シャーッと怒る
自己主張が強いと「シャーッと怒る」という仕草をよくします。
穏やかな性格の子では、なかなか見ることもありませんが、警戒心が強く、自己主張が強いと、怒ったときに「やめてよ!」と、威嚇の声を出すことがあります。
またそれだけでなく
- ウーッとうなり声を出す
- 片手をあげて引っ掻く態勢になる
- 触ろうとすると噛みついてくる
などの仕草をする猫は、自己主張が強く、「もう限界!」と、とてもストレスを感じている仕草なのです。
8.尻尾を激しくフリフリする
自己主張の強いのは「尻尾を激しくフリフリする」という仕草をよくします。
これは猫が、ストレスを感じてイライラしているときに見られる、自己主張の強い猫の仕草です。
飼い主が触っているときなどに、猫にとってはしつこく感じていて、「これ以上、続けないでくれ」と、訴えたいときに表れる仕草なのです。
まとめ
猫の気持ちを理解しようとすれば、仕草などから読み取ることができます。
自己主張の強い猫であれば、今回のような分かりやすい仕草をたくさんしてくれます。
猫が、何らかの自己主張をしたときには、飼い主がその欲求に答えてあげることができるように、してあげてくださいね。