走っていた猫が急に立ち止まる心理
走っていた猫が、急に立ち止まるのには、こんな心理があるようです。
心理1 疲れた〜!
猫は本気で走るととても早いですが、そう長続きはしません。
追いかけられて走って逃げて、でもすぐに疲れて立ち止まる。決して追いかけた方を、「来られるもんならここまでおいで!」と挑発している訳ではありません。
ただ単に疲れたから立ち止まった、と言うのが真相のようです。
意外と単純なこの理由、今まで猫に小馬鹿にされていた、と思っていた方も納得なのではないでしょうか?
心理2 誰?ドコ?
猫は、目のピントを合わせるのに、少々時間がかかるのだとか。
そこで立ち止まり、目のピントを合わせて誰なのか、どこにいるのかを認識しているようです。
この、猫の目の性質を利用してできるのが、猫との「ダルマさんが転んだ」です。
遠くにいる猫を壁越しに見て、チラチラと隠れたり顔を出したりします。
すると、顔を出したときに猫がピタッと止まって、ピントを合わせます。徐々に近づいてくる姿は、本当に猫と、ダルマさんが転んだをしているのかもしれません。
猫の視力はあまり良くないため、遠くからだと飼い主さんの顔かどうかも、良く分からないのかもしれません。
そこでじっとピントを合わせて確認しながら、少しずつ近づいてくるのでしょう。
我が家でもたまに遊んでいますが、私だと分かると「なあんだ」と言った感じで鳴いて、寄ってきてくれます。愛猫との楽しいひと時です。
心理3 体力温存しときますわ
猫にとって体力の温存は、生命に関わる問題です。
狩りのときに全力を発揮できるよう、一日ほとんど寝ているのも、そのためです。
ですから、本当に走る必要があるとき以外は立ち止まって、体力を温存しているよう。
猫になったことがないので分かりませんが、ここまでして温存するのですから、猫の狩りって、相当体力を使うのでしょうね。
心理4 見えにゃい!
悲しいかな、頻発する猫の交通事故。
特に夜間の車のライトは、光に敏感な猫の目に入ると、ホワイトアウト状態になってしまい、目が見えなくなってしまうのだとか。
それで戸惑って立ち止まり、轢かれてしまうのですね。
日中でも、急激に近づいてくる車へピントを合わせるのに時間がかかり、その間に轢かれてしまうと考えられます。
猫は狩りをする際、聴覚と嗅覚を使うので、視力はそれほど発達していません。
そろそろ人間社会にも適応できるよう、視力を発達させてくれても良いのではないでしょうか?と神さまにお願いしたくなります。
心理5 待ち伏せてやるにゃん
猫の狩りは、待ち伏せという手を使うこともあるため、立ち止まって捕獲しようとしているのかも。待ち伏せって言っても、見え見えですけど。
そんな、ちょっとおとぼけなところも、猫の可愛いところです。
まとめ
走っている猫が立ち止まる理由は、意外に単純なものが考えられると思います。
その性質や態度から、ひねくれていると思われがちな猫ですが、結構シンプルにできているようです。
ひねくれて捉えてしまうのは、人の良くないところなのかもしれません。
猫が立ち止まる理由が分かれば、腹立たしく思うこともないでしょう。
猫を嫌いな方に、好きになれ、とは言いませんが、理解をしてほしいと思ってしまうのは、猫好きのエゴでしょうか?