猫がインターホンを怖がる3つの理由とは?
猫はなぜ、インターホンを怖がるのでしょうか?
- 音が怖い
- 人が来るのを知っているから
- ビックリするから
音が怖い
猫は、大きな音が嫌いです。インターホンの音は猫にとって、十分に大きな音です。そのため、怖がるのでしょう。対策としては、インターホンの音が鳴ったときにおやつをあげるようにすると、ポジティブなイメージを持ってくれます。
人が来るのを知っているから
「ピンポ〜ン」とインターホンが鳴ると、知らない人が家の中に入ってくることを知っている猫は、反射的に「インターフォンの音=知らない人が来る」と反応してしまうのでしょう。
来客に対しての反応は、猫によって異なります。自分から近づいていく猫、さっと隠れてしまう猫、無反応な猫など、様々です。インターホンが鳴ったとき、隠れてしまう猫は無理に引っ張り出さず、そっとしておいてあげましょう。
出てきたくなれば、猫の方から出てきます。それまではむやみに来客に近づけようとしない方が、猫は警戒心を解きやすくなります。
ビックリするから
インターホンの音は、いつ鳴るか分からず、突発的に聞こえる音です。その突然さが、猫にとってはビックリする要因となります。ピンポンの音に驚いた猫がパニックになって、ケガなどしないよう、注意してあげてください。
何度も同じ音を聞いているうちに、慣れてくることも多々あります。インターホンの音がしても、特別怖いことや嫌なことが起こらないと分かれば、猫もそれほど驚かなくなるでしょう。
猫が怖がるもの
インターホンの音以外に猫が怖がるものには、何があるでしょうか?
- 水
- 掃除機
- 知らない場所や人
- 爪切り
- 急激な動き
その1 水
中には怖がらない猫もいますが、大抵の猫は水を怖がります。飲む分には平気なのですが、これが体にかかるとなると・・・この世の終わりのように怖がります。
これは、猫の祖先であるリビアヤマネコに由来していると言われています。リビアヤマネコが住んでいた砂漠は、夜になると気温が低くなるため、体が水に濡れると体温を奪われ、命に関わるからです。
ですから、大半の猫さんは、シャンプーしようとすると大騒ぎになります。気持ち良さそうにお風呂に入る猫もいますが、これはかなりの少数派です。
その2 掃除機
掃除機を怖がる猫は多いです。あの爆音が、怖いよう。慣れてくれば多少は平気になる場合もありますが、掃除機をかけるときは必ず、猫が逃げられるように逃げ道を確保しておいてあげてください。
まぁ、お掃除ロボットに、乗っちゃう猫もいますが。
インターホン、掃除機のように、突然鳴る大きな音全般、猫は苦手です。他にも花火や雷、ドライヤーの音などは苦手な猫が多いので、ストレスを溜めないように注意してあげましょう。
その3 知らない場所や人
猫にとって、自分の周辺環境に変化があることは、恐怖につながることが。知らない場所や人に怯える愛猫の姿を目にしたことがある飼い主さんは、少なくないでしょう。
病院に行くなどで仕方のないこともあるのですが、なるべく猫がいる環境は、変化させない方が猫がストレスを感じずに済みます。子猫の頃から飼い主さんとの旅行を楽しんでいる猫は、それが当たり前と思い、成猫になってからも普通に旅行する場合もありますので、育った環境にも左右されるようです。
猫の性格によっては、全く人見知りしないこともあります。
その4 爪切り
猫が怖いと感じていること。それは、飼い主さんにされる爪切りです。
怖いというよりかは、嫌がるという感じかもしれませんが、無理やり押さえつけられた場合は怖いと思うこともあるでしょう。猫の爪切りは、猫と人がお互い快適に暮らすために必要なことですので、なるべく早くから慣れさせるようにしましょう。
おやつや撫で撫でなどでご機嫌をとりながら、行いましょう。なるべく短時間でささっと終わらせるのがコツ。一度に全てをカットせず、数本ずつでも大丈夫です。無理やり押さえつけて、嫌なイメージを猫に植え付けないことも大切です。
その5 急激な動き
猫が怖がるのが、急激な動き。急に猫に近づいたり、子供がバタバタと動いたりすると、怖がる場合が多いです。
なるべく猫がいるときは、ゆっくりと動くように心がけましょう。子供を怖がる猫も多いので、愛猫が嫌がっている場合は部屋を分けるなど配慮してあげましょう。一緒に暮らしていると、慣れることも多いですが。
まとめ
人には何て事のないインターホンの音。猫は意外と嫌なのですね。
基本的に猫は、静かな方が好きみたいです。確かに、安眠を妨害される大きな音は、猫にとっては敵なのかもしれません。そのうち猫用耳栓が、開発されるかもしれませんね(笑)!