猫がふみふみしたくなる3つのもの
猫は「ふみふみ」と言って前足を使って、両手を動かす仕草をします。これは子猫時代の名残りと言われています。猫の個体差はあるものの、猫がふみふみをしたくなる3つのものを紹介したいと思います。
猫がふみふみしたくなるもの1・柔らかい素材のもの
毛布やウール素材等の柔らかくて肌触りの良い生地で猫はふみふみしたくなるようです。ふみふみをする時は、猫がそれぞれのお気に入りのものがあり、タオルやクッションやぬいぐるみに対してふみふみしています。
猫がふみふみしたくなるもの2・温かい体温が感じられるもの
ふみふみしたくなるものは、柔らかく温かいぬくもりが感じられるものです。冷たいと感じる感触のものはふみふみの対象になりません。猫の肉球は、人間と同じ温度を感じられる部分です。踏みつけた時に、温かくふわふわの感触を感じると安心できるようです。
猫がふみふみしたくなるもの3・母猫と思うものに対して
猫がふみふみしたくなるものは、人間を母猫に見立ててする事があります。膝の上やお腹の上がふみふみしたくなるようです。
そして、他の猫の上でも、ふみふみをしたくなるようです。猫が寝ているお腹の付近にふみふみをしてしまいます。猫の身体の柔らかさは、母猫の感触を思い出しやすいのかも知れません。
猫がふみふみしたくなる理由
猫は、柔らかく温かい所でふみふみをしたがりますが、ふみふみをしたくなる時はどんな心理から来るのでしょうか?
母猫に甘えたい気持ち
子猫時代の名残りと言われるふみふみの仕草は、母猫から母乳を飲む時に押して出しやすくしていた行為だと言います。両手でマッサージするように吸い付きながら、おっぱいを飲んでいたのです。母猫の温もりを思い出し、甘えたい、安心する、等の心理から来るようです。
リラックスの気持ち
猫はリラックス状態の時に、ふみふみの仕草をするようです。物事が終わった後、例えばご飯を食べた後、トイレをした後、遊んだ後等と言った、やり終えて気持ちがリラックスした状態の時のようです。
ストレスを解消させたい気持ち
リラックスとは反対に、猫はストレスから落ち着こうとしてふみふみする事もあります。イライラしていたり、お腹がすいていたり、気分が憂鬱な時に、ストレスを発散させたい心理からふみふみしたくなるようです。
眠たいと思う気持ち
ほとんどの猫は、ご飯を食べると寝てしまうと思います。ご飯を食べた後に、「そろそろ寝ようかな」「眠くなってきたな」と言う心理から、お気に入りのものでふみふみしています。私の飼っている猫もふみふみをして眠りにつく事がよくあります。
相手への愛情表現
猫は毛布やタオル等の柔らかい素材が大好きなのですが、人間や他の動物にふみふみする理由は、愛情表現でもあります。名残りからくるとはいえ、誰にでもする仕草ではないのです。好意をもっている相手にしか見せない仕草なので、安心や信頼があるから甘えたい気持ちになるようです。
猫が好きな肌触り
柔らかすぎない弾力性
猫のふみふみの対象となるものは、柔らかくてある程度の弾力性がある方が好まれます。柔らかいタオルでもボリュームのある分厚さが好きなようです。前足を使って足踏みのようにふみふみする事から、薄いものでなくクッショのような弾力があるものが好きな猫が多いようです。
人間の指
ふみふみする猫は、オスの方が多いのでしょうか?私の飼っている猫は、2匹ともオス猫しかふみふみをしません。
メス猫はふみふみではなく、指をペロペロと舐めてから眠りにつきます。両手で私の指を掴んで母乳を吸うようにして舐め出し、そのまま目を閉じて寝てしまうのです。飼い主の指が、ふみふみのように好きな感触の猫もいるみたいですね。
まとめ
猫がふみふみしたくなるのは、柔らかく包み込んでくれる温もりが感じられるものです。ふみふみをする対象は、ものだけではなく人間や他の動物にもするのです。それは愛情表現のひとつで、甘えたい気持ちや、安心できる気持ちからくるようです。
猫のふみふみは、ひとつの癖のようなもので、大体毎日の日課のようなものです。落ち着かせようと言う気持ちや、眠くなってきたから等の様々な心理からふみふみしたくなるようです。