猫の耳がピクピクしてる時の気持ちと注意点

猫の耳がピクピクしてる時の気持ちと注意点

猫の耳がピクピクしているときってよくありますよね。実は、猫の耳がピクピクすることにはいくつかの理由があるのです。では、その理由や考えられる気持ちはどのようなことがあるのでしょうか。今回は「猫の耳がピクピクしてる時の気持ちと注意点」についてご紹介させていただきます。

猫の耳がピクピクする理由

こちらを見つめ首をかしげる猫

猫の耳がピクピクすることってよくありますよね。「喜んでいるの?」「嫌がっているのかな?」など猫が耳をピクピクしていると猫の気持ちも気になりますよね。そこでここでは、猫の耳がピクピクする理由についてご紹介させていただきます。

猫の両耳が継続的にピクピク動くとき

猫の両方の耳が継続的に左右にピクピク動くことありますよね。猫がこのように耳をピクピクさせる理由としては、「何の音だろう?」「どこから聞こえるの?」と集中をしているときに、見られる動きです。

どこからか聞こえる音に興味津々であり、集中をしているんですね。猫の耳は人間よりも10倍聞こえると言われており、特に高い音の聴力に特化しています。

狩猟をしていたときには音によって獲物までの距離を把握していたのですが、その名残で現在でも気になる音が聞こえると耳をピクピクさせて音に集中しているということなのです。

猫の片耳だけがピクピクしているとき

猫の片耳だけがピクピクしているときもありますよね。このような猫の片耳だけがピクピクしているときの理由としては「放っておいて」という気持ちの現れでもあります。

猫の名前を呼んだときに片耳だけをピクピクさせて反応をするときがありますよね。このように耳をピクピクさせているときは、耳だけで返事をしているということなんです。

気持ちとしては「構ってくれなくていいよ」「放っておいて」という気持ちの現れなんですね。

頭を触っているときに猫の耳がピクピクする時

猫の頭をナデナデと触っているときに猫の耳がピクピクするときありますよね。

これは特に嫌だとかやめてほしいという気持ちの表れではありません。ただ、手の平で撫でているときに猫の産毛に触れることで、敏感にセンサーが働きピクッと動いてしまうのです。

猫は、これらのような理由や気持ちによって耳がピクピクと動いています。猫の耳は感情の表れる場所なので普段からよく見てあげることがコミュニケーションとして大切です。

その他

  • 猫が耳をピンと立てているときには「1つの音に集中をしているとき」
  • 耳を真横に倒しているときは「威嚇や警戒のサイン」
  • 耳を後ろにしているときは「撫でてほしいと甘えているサイン」

これらのような気持ちが猫の耳から読み取ることができます。
 

猫の耳がピクピクしてるときの気をつけること

ピンとした大きな耳の猫

猫の耳がピクピクしてるときに、気をつけることはどのようなことがあるのでしょうか。猫の耳がピクピクすることはよくありますが、ずっと続けていたりすると「どうしたのかな?」「何か病気かな?」と心配になってしまうこともありますよね。

そこでここでは、猫の耳がピクピクしてるときの気をつけることについてご紹介させていただきます。

猫の耳がピクピクしてるときの気をつけることとしては「耳の病気」です。猫は、耳をピクピクさせているときに、音に集中をしていることがほとんどですが、ずっとやめないようであれば、猫の耳に関わる病気の可能性もあります。

猫の耳の病気の可能性として考えられるものは

  • 外耳炎
  • 耳ダニ
  • 中耳炎
  • 皮膚炎

などの病気である可能性があります。

黄色の目の長毛猫

外耳炎

猫の耳をピクピクさせているときに「外耳炎」である可能性があります。外耳炎は、音の通り道である外耳道が炎症を起こしてしまうことです。耳をピクピクさせていたり、掻きむしったりするような仕草があれば、外耳炎を疑いましょう。猫が外耳炎を起こすと

  • 耳をかく
  • 耳だれになる
  • 耳をピクピクさせる
  • 頭を降る
  • 耳垢が多く出る
  • 耳から臭いがする

これらのような症状がでます。外耳炎を放置しておくと、中耳炎などにもなってしまうので注意が必要です。

耳ダニ

耳ダニは、猫の耳の中でミミヒゼンダニという体長が0.3~0.5㎜のダニが繁殖してしまうものです。耳に寄生をすることによって、

  • 耳垢が増える
  • 皮膚が赤くなる
  • 黒い塊がでる
  • 悪臭がする

これらのような症状を引き起こします。耳をピクピクさせるだけでなく、激しく耳を掻きむしってしまうこともあるので注意が必要です。

中耳炎

猫は、耳の奥にある中耳でウイルスの侵入などによって炎症を起こすと中耳炎になってしまいます。

外耳炎の炎症が広がることによっても中耳炎になってしまいます。中耳炎になると、頭を振ったり痛がったりします。耳をピクピクしてかゆそうな様子があれば、早めに病院へ連れて行ってあげましょう。

皮膚炎

皮膚炎は外耳炎と同じような症状が現れ、強い痛みによって食欲がなくなったり、元気がなくなったりしてしまうこともあります。

耳をピクピクとさせたり、傾けて激しく頭を振ったりすることがあります。また、発熱があったり顔面麻痺など重症化したりすることもあるので、早めに対処をしなければいけません。

猫の耳のトラブルは日頃から

  • 耳掃除をする
  • 耳をチェックする

などをして予防をしましょう。

まとめ

獣医師に耳を診察される猫

猫の耳がピクピクと動くときには「音に集中をしている」などという気持ちの表れです。しかし、激しく頭を振ったりすることがあれば、猫の耳が病気に脅かされている可能性もあります。

猫の耳がピクピクしているとき違和感があるようであれば、早めに受診をしてくださいね。

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