猫が目を丸くする4つの気持ち
1.驚いたとき
大きな音がしたときや咄嗟の動きに驚き、目がまん丸に変わります。猫がリラックスしているときは、目が大きく開いていないことから、危険を察知したときに変わるようです。
2.興味があるとき
猫は興味がある動く物や虫などを見つけたら、瞳孔が開き目をまん丸にします。動く物が、何かわからないと余計に興味が湧くのです。飼い主さんが猫の名前を読んだときに、目をまん丸にして見るときも、興味を持つからかも知れませんね。
3.興奮しているとき
おもちゃで遊んだり、追いかけっこをしたりして、興奮した気持ちのときに目をまん丸にします。また、ご飯の用意をしている間も、落ち着かずに興奮して部屋の中をぐるぐる回ります。
4.怖いとき
驚いたときと同じように、突然の大きな音に驚き目をまん丸にして、恐怖に思ったり警戒心に変わったりします。また、人にしつこく触られたり、抱っこされたりして、不快な気持ちからも瞳孔が開きます。
猫の目の印象
猫の眼球は、丸くビー玉のように透明感があります。中には猫の目は、目が細くて目つきがきつい、夜に見ると目が光って怖いと言う印象を持つ人もいるのではないでしょうか?
特に外にいる猫を見るとそんな気もします。飼い猫は、目が丸いと言うことではなく、猫の目は外猫でも飼い猫でも目の構造は同じです。
猫の目の不思議
では、猫の目が細くなったり大きな目になるのはどうしてでしょうか?猫の目は、入ってくる光の量を自動的に調整することができるため、瞳孔が閉じたり開いたりして目を変化させるのです。
明るい光の場所では、瞳孔が細くなり、暗い場所では、瞳孔が開き黒目が多くなります。それは、光の加減だけではなく、感情や気分からも変化するのです。
瞳孔が細くなると?
猫の目は、暗いところでもよく見えると言われています。猫の目のカメラレンズになる水晶体には、反射板があり目に入ってくる光を目の中で反射させています。なので、暗闇の中でも物が見えているそうです。
猫は夜行性なので、暗いうちから狩りに出ます。瞳孔を縦に縮小させて、光の調整をしたりピントを合わせたりハンティングをするための優れた目を持っているのです。
そして、暗闇で猫の目が光るのは、光を反射しているからだそうです。
瞳孔が細くなる理由
猫の目が細くなるのは、攻撃、威嚇のときです。
暗い場所でも瞳孔が細くなるときは、気持ちが理由になります。気持ちが興奮しているので、自己主張しようとするからとも言われています。反対にリラックスしているときもなります。パトロールしてるときに、「危険な物がない」安全な気持ちでいるようです。
猫の目の動きでわかる気持ち
瞳孔の変化だけではなく、猫の目の動きでも気持ちや感情を表すのです。
まばたきをする
猫の顔には筋肉がなく、分かりづらいと言われがちですが、心を許した人に見せるコミュニケーションでまばたきをすることがあります。猫に話しかけたときに、返事のようにゆっくりとまばたきをするのです。まばたきの数が多いほど、あなたが好きですと言う意味です。
目を見つめる
飼い主さんのじっと目を見つめるときは、何か要求しているのです。ご飯、トイレ、遊ぼうと要求しています。また、猫同士が見つあ合うときはケンカが始まる予感です。このときは体制や顔の角度も違います。
目をそらす
猫の機嫌がいまいちだったりすると、名前を呼んでこちらを見てもぷいと目を逸らします。
今はそっとしておいてという気持ちなのかも知れません。猫はシャイなので、あまり見つめ合うことがないのですが、猫同士は違います。猫同士がすれ違うときや、出会い頭に目を逸らすのは、「あなたに敵意はありませんよ」と言う意味になります。
まとめ
猫が目を丸くしているときの気持ちについて書きました。猫が目をまん丸にしているときは、なぜかイキイキとして見えますが、怖がっていたり、驚いたりしていることもあるのですね。
楽しそうに隠れながら、目を丸くして構えている姿をよく目にします。猫の目の動きは、光の調整や感情表現と様々な働きがあるのですね。