猫がお尻を触って欲しい時に見せるサイン4選
1、背中を向けてくる
愛猫をたくさん触っている時に、急にプイっと背中を向けられたことに「あっ、うっとうしくなったんだな」と思って、思わず撫でるのをやめてしまっていませんか?実は、猫が急に背中を向けてくるこの仕草こそお尻を触ってほしいというサインかもしれません。
顔や首をモフモフされたことに気持ちよくなった猫ちゃんが「次はお尻をお願い~」と、おねだりをしているのかも。それなのに飼い主様がもう飽きたのだと勘違いして、撫でるのをやめてしまって少し悲しい思いをしている可能性もあります。この記事を見た方は、そのような場面に出くわしたら次からはお尻を撫でてあげてみてはいかがでしょう。
2、お尻を手にこすりつける
机の上に置いた手や寝ている飼い主の手に頭や顔をこすりつけてゴロゴロいう猫ちゃんいませんか?あれは、猫ちゃんが自分のニオイを飼い主様につけているのと飼い主様に撫でてほしいという甘えの感情の現れです。そんな猫ちゃんの行動の延長線上で、飼い主様の手にお尻をこすりつけてくる場合もあります。
このような仕草も、猫が飼い主様にお尻を撫でてほしいと思っているサインです。もし、愛猫が手にお尻をスリスリしてきたならば試しにお尻をナデナデ、ポンポンしてあげてください。きっと喜びますよ。
3、お尻を向けて寝る
飼い主様の顔にお尻をくっつけて寝る場合も、飼い主様にお尻を撫でてほしいと思っているサインです。
一見、顔にお尻を押し付けて寝る猫ちゃんは飼い主様のことを嫌っているように見えますが、実はまったくの逆で猫がお尻を見せるのは100%信頼をしている証であり、飼い主様にこのうえない愛情表現をしている証拠でもあるのです。
そんな愛情表現から「飼い主様~!お尻撫でて~」という思いが高ぶってしまった結果、飼い主様の顔にお尻を押し付けて寝るという行動を取っているのです。そんな愛猫の激しすぎる愛情表現に答えるためにも、お尻を押し付けられたら軽く撫でてあげるようにしましょう。
4、お尻を突き出すポーズ
猫が気持ちいいと感じる箇所は、お尻というよりは尻尾の付け根のあたりです。そのあたりを撫でてほしかったり、ポンポンしてほしかったりする場合、猫ちゃんは上半身を低くしてお尻を突き出すポーズをします。
ちょうど伸びをするようなポーズですね。特に伸びをするタイミングじゃないのにお尻を突き出してきたり、不意に近づいてきてお尻を突き出してきた場合はお尻を撫でてとおねだりをしにきているので、思う存分お尻を撫でてあげるようにしましょう。
お尻を気持ちいいと感じるのはメス猫が多い
お尻を気持ちいいと感じる猫の多くは去勢済みのメス猫が多いのをご存知ですか?猫がお尻を触られたり、ポンポンされ気持ちいいと感じるのはその周辺にある「仙骨」という骨に神経が密集しているためです。
この仙骨に集まった神経を刺激されることで、ツボ押しのような効果を得ることができるため気持ちいいと感じるのです。この仙骨にあるツボを押される時に得られる快感は、実はメス猫が交尾をしている時に得られる快感と通ずるものがあると言われています。
つまり、メス猫はお尻をポンポンとされたり撫でられることによって交尾による快感を疑似体験しているということになります。そのため、お尻を触ってほしい時に交尾の時と同じ体制の、お尻を突き出すポーズをするのです。
もっとも、猫ちゃん本人はお尻をポンポンされることが交尾の時の快感だと理解しているかはわかりませんが。ただ、お尻をポンポンされるとツボが刺激されて気持ちいい!と、感じているだけかもしれませんね。
猫のお尻を執拗に触るのは逆効果の可能性もある
お尻をナデナデ、ポンポンしてあげると、骨抜きのようになりくたっと体を脱力させてお尻を突しもっと撫でてと催促する姿に長時間お尻を刺激してあげるという飼い主様もいらっしゃるでしょう。
しかし、お尻は猫にとって大変刺激の強い部分でもあります。いくら気持ちいいからといって、長時間やりすぎてしまうとその刺激がストレスになってしまったり、長時間撫でられることにより引き起こされる過剰グルーミングに陥る可能性もあります。
愛猫が気持ちよさそうにしているから、たくさん撫でてあげたいという気持ちは大変よくわかりますが何事もほどほどが大切です。ぜひ、愛猫のお尻を撫でてあげるときは様子を見ながら適度に行うようにしましょう。
まとめ
好みはありますが、お尻を撫でてほしいとねだる猫ちゃんはとても多いです。知らなければちょっとわかりづらいおねだりサインですが、これから愛猫がお尻を撫でてほしそうにしていたら、ぜひナデナデ、ポンポンしてあげてくださいね。