猫がため息をつく理由は？意味や気持ちを4つ解説

猫がため息をつく理由

猫のため息は、人間のため息と違い、鼻から「フ―」と大きく息を吐き出しています。つまり「ため（鼻）息」なのです。猫は本来、鼻呼吸をする動物ですから、ため息をするからといって心配する必要はありません。猫がため息をする理由は、主に以下の４つです。

• 集中力が切れた
• 緊張感から解放された
• ホッとした
• 落ち着こうとしている

猫がため息をするのは、集中力が切れたから

猫がため息をするのは、猫は狩りの時、獲物に自分の存在を隠すためにも、息を止めて集中する習性があります。そのため、飼い主さんとおもちゃで遊んでいる時も息を止めてしまうほど集中して狙いを定めているのです。

遊んでいるうちに集中力が切れると、「フ―」とため息をすることがあります。

猫がため息をするのは、緊張感から解放されたから

猫がため息をするのは、他の猫にちょっかいを出された時や、大きな音が鳴った時、驚いた時にも猫は息を止めてため息をすることがあります。大きな音が鳴ると、そちらを向いて固まることがありますよね。

そのため、驚きや緊張感から解放された時にも「フッ」とため息をつくことがあります。「びっくりした～」というため息ですね。また、抱っこをした時にも「一体何をするんだ？！」という一時的な緊張感によって「フンッ」とため息をする場合もあります。

お家で爪切りをしている場合などは「爪切りするのか？！」と勘繰っている時もため息をする事もあります。その後じっと抱っこされているのであれば、嫌がっているわけではないので、安心して下さいね！

猫がため息をするのは、ホッとしたから

猫がため息をするのは、一生懸命毛づくろいをした後や、お気に入りの寝床で落ち着いた時に「フ―ッ」と大きなため息をつくことがあります。毛づくろいに集中しすぎて息を止めることもあるようで、毛づくろいが終わった後に「一仕事終わった」とため息をつくこともあります。(笑)

気持ちよさそうに寝ている時のため息は、「心地いいな～」というリラックス全開のため息ですね。飼い主さんの膝の上でリラックスしている時も「んー」という鳴き声と共にため息をつくこともありますが、決して不満があるわけではないようですので安心して下さいね。

猫がため息をするのは、落ち着こうとしているから

猫がため息をするのは、猫は何か嫌なことがあった時や、飼い主さんに悪戯がバレて気まずい時などに「転位行動」によって気持ちを落ち着かせようとする習性があります。

この転位行動には、毛づくろいやあくび、爪とぎなどがあり、これらの行動と併せて「フンッ」とため息をつくことがあります。「何故、怒られているのにため息？」と、まるで逆切れかのような態度に驚く飼い主さんも多いようですが、反抗している訳ではないので安心して下さい。(笑)

猫がため息をする理由は、人間のため息とは少し意味合いが違うようですね。また、猫が口で大きなため息を頻繁にする場合は、鼻が詰まっているなど、何らかの病気が隠れている可能性もあります。

愛猫がため息を頻繁にする場合は、「ため鼻息」であるかどうかを確認しておくと安心ですね！

猫がため息をつく動画

では、実際にため息をする猫達を見てみましょう♪

ため息をつく猫

こちらの猫さんは、げっぷをした後に「フンッ」とため息。ご飯を食べて、ゆっくり休憩しているのでしょうか♪まるで人のようですね～！

ため息ついちゃうネコ

この猫さんは、口内炎の痛みと闘ったあと「フ―」とため息をついています。痛みを耐える時に息を止めることもありますし、何より気持ちを落ち着かせようとしているのかもしれませんね。

お腹を出してため息をつく猫

動画の後半（2：39秒頃）、まるで人間のようにソファに腰掛ける猫さんに注目です♪「フ―」ッと、とても満足気にため息をついています。お腹いっぱいご飯食べたのかな～！(笑)

ため息をつくもおとなしく爪を切らせてくれる猫の爪切り

「フンッ」と何度かため息をつくものの、とってもお利口さんに爪切りをしてもらっています♪緊張して息を止めているのかもしれませんね！

猫のため息にも、様々な意味が込められているようですね～！動画にもあったように、痛みを紛らわせるためのため息もあるようなので、突然ため息の回数が増えた場合はしっかりと様子を観察しましょう！

まとめ

• 集中力が切れた
• 緊張感から解放された
• ホッとした
• 落ち着こうとしている

猫がため息をした時の気持ちや、ため息をする猫達の動画をご紹介しました♪猫がため息をするのは、集中力が切れた時やほっとしている時や、自分を落ち着かせるためなどの理由がありました。

我が家の愛猫も一生懸命遊んだ後や、腕枕で気持ちよさそうに寝ている時に大きなため息をつくことがあります。

人間がするため息とは、少し意味合いが違うことが多いようですので、改めて猫がため息をした時を観察してみると意外な理由が込められているかもしれませんよ～♪