猫が新聞紙に乗って来る理由とは?
「もっと私を見てほしい」
飼い主が新聞紙や雑誌を読み始める。すると、猫がやってきて上に乗る。この行動の意味は「かまってほしい」「もっと私を見てほしい」という、猫の心の声が込められているのです。
飼い主にその気はないのですが、猫からすると「自分を無視して新聞紙ばかりに注目している」と感じてしまうのです。
新聞や雑誌の上に乗ってきた猫は目を細めて飼い主を見上げてきますよね。「あなたのことをこんなに好きなのよ」という、猫の熱烈アピールなんです。
夕飯の準備などて忙しい時に鳴いて寄って来るのも「私はここよ!」のアピールなのかもしれれませんが、食事の準備の時はかまってあげられないので我慢しもらいます。
紙を広げた時に限って邪魔してくる理由
猫の本能を掻き立てられるから
猫はカサカサ音に、狩りの本能を刺激されます。野生で生きていたころは、森や林でネズミや昆虫などを捕らえていました。森や林には落ち葉や草がたくさん生えています。
そこを通るネズミなどがカサカサと音を立てていたので、ハンターとしての血が騒いでしまうのですね。紙のカサカサ音は、猫ちゃんの本能を存分に刺激してくれるのです。だから、紙を使った新聞紙や雑誌に乗って来るのですね。
ビニール袋も猫の本能を掻き立てられる
同じカサカサ音を立てるものでも、ビニール袋は要注意です。飲み込んでしまうとお腹に溜まり、命の危険があります。料理の時に粉末のダシを持って歩いていたら、その音に惹かれて猫が寄ってきたことがあります。たしかに粉末のダシも袋を振るとカサカサいいますね。
新聞紙をめくろうとするとそこに猫が潜り込む
猫はカサカサ音と同じくらいに狭いところが大好き。それは野生の頃に、狭い穴をねぐらにしていたり、狩りをするときに狭い穴に身を隠していたのです。だから猫にとっては「狭い場所=安心」。段ボール箱や紙袋に入ってしまうのも野生の頃の名残です。
宅配便で荷物がくると、猫は段ボール箱に一目散!緩衝材も入っているので、猫が夢中になって遊ぶのは見ていて癒されます。
でも、後片付けが大変なんですよね。
新聞紙がぐちゃぐちゃにされてしまうから、新聞紙で遊び道具を作ってみた
猫を飼ってからというもの、私は落ち着いて新聞を読めたことがありません。
私は猫を2匹飼っているのですが、2匹で新聞紙の上でバトルをすることほぼ毎日。そんなに新聞がいいのなら好きにすればいいんじゃない?数日前の新聞紙を持ってきて、三角に立ててみました。ほぼ投げやりな思いで猫に与えた新聞紙。
かなり夢中になって遊んでくれています。
おかげで今読んでいる新聞は無事でした。
最後はやっぱりぐちゃぐちゃに
新聞紙は毎日届けられます。掃除や緩衝材などの代わりにとても便利なものですね。代わりはいくらでもある。だからぐちゃぐちゃにされても構いませんね。
まとめ
- 1.新聞や雑誌に乗って来るのは、邪魔しているのではなく甘えているだけ。
- 2.新聞紙のような紙を広げたら、猫の本能を刺激していると心得る。
- 3.自分が読んでいない古い新聞紙をおとりにして、読んでいる新聞を守る。
猫の想いを知って、もっと猫と仲良く暮らしていきたい。
面倒だけれど憎めない、猫と暮らすって本当におもしろいですね!