猫が寝言を言う5つの理由
- 猫が夢を見ている寝言
- 猫が金縛りにあってパニックになった声の寝言
- 猫が病気や呼吸器系に異常があり苦しい声の寝言
- 猫が吐き気を感じて言う寝言
- 猫のてんかんや痙攣による寝言
猫が寝言を言う理由1. 夢を見ている
猫が寝言を言うことで最も考えられる理由は夢を見ているということです。遊んでいる夢、獲物を追いかけている夢、おいしいものを食べている夢、驚く夢、怖い夢、様々な夢があります見る夢によって寝言が「にゃー」「んー」「みゃう」「うー」と、可愛い声だったり、うなるような寝言だったり、叫ぶ声だったりと変わります。
猫が寝言を言う理由2. 金縛りにあっている
猫が金縛りになった時、パニックになった猫が必死に助けを求めている声を寝言と勘違いしている可能性もあります。本当に人のような金縛りにあっているかどうかは確認のしようがないというのが残念なところですが、可能性としてはあるでしょう。
猫は1日16時間も寝る動物ですが、熟睡しているのはそのうちのわずか2割程度。残りの8割は熟睡していない状態、レム睡眠状態となります。レム睡眠とは体は眠っているが脳は起きている状態で、脳の影響により夢を見るのです。
このレム睡眠、体は眠っているのに脳は起きている状態のため時々脳と体の神経が連動せず目が覚めているのに体が動かない金縛りの状態になり、場合によっては寝言のような声をあげるのです。
猫が寝言を言う理由3. 呼吸器系に問題がある
猫が寝ているときにイビキをかいている時、寝言を言う事があります。いびきをかいている時は呼吸器系に問題がある可能性があります。例えば猫風邪の場合、鼻がつまって呼吸がしづらくイビキをかいている可能性があります。
鼻水、咳、発熱といった症状が出ていないか念のため確認をしてあげるようにしましょう。また寝る体勢により気道が狭くなっている可能性もあります。苦しそうならそっと首の位置や体勢を変えてあげましょう。
猫が寝言を言う理由4. 吐き気を感じている
吐き気を感じている時も寝言を言ったりうなったりします。グルーミングにより飲み込んでしまった毛が、うまく便と一緒に排出できない場合は口から吐き出します。
その時に感じる吐き気が寝言のように聞こえることもあります。猫の毛が腸内にたまって吐き出せないと、毛玉が胃の中で溜まってしまう病気の毛球症になる可能性もあります。そのような症状を可能な限り予防するためにブラッシングをしてあげるようにしましょう。
猫が寝言を言う理由5. てんかん
猫は浅い眠りのとき、ピクピクと痙攣したような動きをすることがあります。これは夢の中で動いている時に、体も一緒に反応してしまっているので楽しい夢や激しい夢を見ているんだなと思って微笑ましく見守って頂いていいのですが、突然大きく痙攣する場合などは「てんかん」を疑ったほうがいいでしょう。
てんかんは急に痙攣を起こす病気で、痙攣が1分以上続く場合泡を吹いて意識障害となってしまう可能性もあります。
気持ちよさそうに寝ていたのに突然大きく痙攣をする、苦しそうにしている、大きな声で寝言をいうといった症状が見られた場合はすぐに獣医師に相談するようにしましょう。
猫が寝言を言っている時に見ている夢
猫は夢の内容に合わせて寝言をいっている事もよくあります。猫が寝言を言っている時に見ている夢、楽しい夢なのか、おいしい夢なのか、怖い夢なのかはわかりませんが猫ちゃんが見やすい夢は「獲物を追いかけている夢」が一番多いと言われています。
猫の夢は脳の中の記憶を整理する過程でみると言われていますが、猫は夢の中で狩りのシミュレーションをしているというのです。
夢の中で獲物を追いかけているのでピクピクと手足を動かして走っているような動きを見せたり、獲物を見つけたような短い鳴き声をあげる寝言を言うのです。夢の中で元気にねずみのおもちゃを追いかける姿を想像したらとても可愛いですね。
猫が寝言を言いながら痙攣しているときの対処法
猫がもし寝言を言いながら痙攣している時は以下の事を気をつけて実行してください。
- 落ち着いて観察をすること
- 猫が寝言を言ったり、痙攣をしている時の動画を撮っておく
寝言を言いながら痙攣をしている時の対処法
猫が寝言を言いながら痙攣しているときの対処法は、まずは落ち着いて観察をすることです。猫が寝ている間に寝言や痙攣をしたら、まず経過を観察します。このときに動画を撮っておくと診察時に症状を説明することができますので是非実行してください。
診療時間内、動物病院に電話がつながるなら獣医師の指示に従うのが一番ですが、痙攣が直らないようなら速やかに獣医師の診察を受けましょう。このとき、間違っても猫の口の中に手を入れないようにしましょう。誤って噛まれてしまい怪我をしてしまう可能性もあります。
猫が叫ぶような寝言を言っている時の対処法
痙攣が無くただ寝言のように叫んでいる場合は猫ちゃんが怖い夢をみてパニックに陥ってる可能性があります。様子を見て優しく声をかけ起こしてあげ、起こしてあげてから落ち着かせてあげましょう。このときも下手に手をだして引っかかれたり噛まれたりといった怪我に気をつけるようにしましょう。
寝言以外で猫の睡眠中に注意する事
- 猫の呼吸困難
- イビキをかいている時は病気の可能性もある
猫が睡眠中、寝言の他に気をつけたいことはやはり痙攣でしょう。激しい痙攣は呼吸困難、意識障害を引き起こしてしまう場合もあります。目に見えて激しい痙攣は是非注意してあげましょう。
そのほかには呼吸にも気をつけてあげましょう。猫が肩で呼吸をしている、腹膜が激しく上下している場合は呼吸器系に問題がある可能性もあります。
さらに寝言の他にイビキをかいているなら病気の可能性は濃厚となります。その場合はすぐに獣医師に相談をするようにしましょう。是非注意深く見守ってあげるようにしましょう。
まとめ
- 猫が夢を見ている寝言
- 猫が金縛りにあってパニックになった声の寝言
- 猫が病気や呼吸器系に異常があり苦しい声の寝言
- 猫が吐き気を感じて言う寝言
- 猫のてんかんや痙攣による寝言
今回は猫の寝言についてご紹介しました。猫ちゃんが寝言を言っている姿は可愛いですしとても癒されますが、重篤な病気が潜んでいる場合もあります。愛猫の健康を守るためにも猫ちゃんをしっかりと観察して緊急性の有無を判断してあげるようにしましょう。
40代 女性 みなちゃん
子猫のときには、走り回っている夢をみていることも多いそうですが、よくうなされるそうです!猫ちゃんも金縛りにあうことがあるそうで、パニックになり叫び声をあげることがあります。驚きますね。人間も、金縛りにあうことがありますものね。一緒なのですね!
猫ちゃんが悪夢を見てパニックに陥っているときには、優しい声で話しかけて手は出さない方が安全なようです。かけてあげる声も低い方が猫ちゃんも落ち着きます。
てんかんなどで痙攣している場合もあるので、気になったら獣医師に早めに診ていただきましょう。
40代 女性 ちび
一週間前に、恐らくこの症状で
飼い猫がなくなりました。
私が仕事だったため満足な治療が
受けられませんでした。
とても後悔し、胸が苦しくなります。