1. 観察
猫は好奇心旺盛なので、いろいろなことをよく見ています。また、狩りのときは隠れて獲物を待ち伏せしたり、狭くて暗いところに入って敵から身を守ったりと、隠れることも好きです。
なので、物陰に隠れていろいろと観察していることがあるんです。おもちゃで遊んでいたり、何か気になる物を見つけたりしたときも、狩猟本能から物陰から覗いて狙うことがあります。両目で覗いているときは、対象までの距離を測っているそうです。
さらに、飼い主さんが何をしているのか、時間によってどんな行動をとるのかなども見ています。我が家の猫は、決まった時間になると、椅子やテーブルの脚の隙間から、大好きな家族がいつ構ってくれるのか様子を伺っています。
2. 警戒
ちょっと怖いなと感じたり、見知らぬ物があったり、猫が警戒したりしているときは身を守るために物陰に隠れて見ていることがあるんです。顔を半分だけだして片目で観察しているときは、どっちへ動くのかを警戒して見ているそうです。
警戒心が強い野良猫はこうやって人間の行動を観察していますよね。飼い猫の場合は、掃除機やドライヤーなど大きな音がするもの、お客さんや新入り猫が来たときなどは、隠れて様子を伺っていることがあります。
我が家の猫も、掃除機を使い始めるとカーテンの後ろなどから覗いています。また、飼い主さんを怖がって隠れて覗いていることもあるんです。
いたずらをしてしまい、飼い主さんに叱られた猫が、物陰から「もう怒ってない?」「そっちにいってもいい?」と伺うように覗くことがあります。こんなにかわいい姿をみたら、すぐに許しちゃいますよね。
3. 飼い主さんにアピール
猫が物陰から飼い主さんをじーっと見つめて、「遊んでほしい」「構ってほしい」「甘えたい」などアピールをしているというケースがあります。飼い主さんにスリスリしたり、鳴いたりした方がすぐに気づいてもらえるのですが、そのときの状況や猫の性格によって、この方法でアピールすることがあるんです。
例えば、スリスリしたり飼い主さんの前に立ったり、いろんなアピールをしたのに気づいてもらえなかったときに、物陰から見つめて訴えるということがあります。また、控えめな性格の猫はストレートに表現をすることが少なく、このような方法で飼い主さんに訴えていることが多いようです。
まとめ
今日のねこちゃんより:しらす♂ / アメリカンショートヘア / 3.5kg
物陰から猫に見つめられたら、ちょっとドキッとしてしまいますよね。猫は賢い生き物で、隠れていろいろと観察しているんです。
飼い主さんが何をしているのか、怪しい物がどんな動きをするのかなどを見ています。また、飼い主さんに構ってもらいたいために物陰から覗いて、控えめにアピールしているということもあります。
猫が物陰から覗いていたら、どんな気持ちでいるのか探ってみると、もっと分かり合えるようになれるかもしれませんね。