1. 要求
猫が飼い主さんに対して鳴くのは、してほしいことがあるときが多いです。お腹が空いたときに猫が飼い主さんに向かっておしゃべりをするのは、飼い主さんを母猫のように思って催促をしているのと同じなんです。
その他にもドアを開けてと鳴いたり、体調が悪いと訴えたりすることもあります。また、「ニャー」ではなく「くるる」とかわいらしい鳴き方をするときがあります。これは遊ぼうと誘っていたり、甘えたりしたいアピールのときに多い鳴き方なんです。
我が家の猫は、トイレに行くときに家族に向かって鳴きますが、どうやら「トイレに行くから付いてきて!後輩猫が邪魔してこないように見張ってて!」と言っているようです。そして、トイレが終わると「トイレ、終わった!片付けて!」と言いにきます。
2. 怖い、警戒
猫が不安に感じていて、それを飼い主さんに伝えている場合があります。例えば、窓の外に野良猫など動物が来ていて、怖かったり警戒していたりすると、飼い主さんに向かって不安そうに鳴くという猫がいます。
3. 不満
遊びたいのに遊べない、行きたい場所にいけないなど、不満をニャーニャーとおしゃべりで伝えている可能性があります。
例えば、テーブルの上など猫が乗っちゃいけないところに乗って、飼い主さんが猫に降りるように促したときや、キッチンなど入ってはいけない場所に入って、飼い主さんが猫をそこから追い出したときなどに「んー」と不満そうに鳴く猫がいるんです。
我が家の猫も入ってはいけない場所に柵を設置していますが、押しのけて入ろうとするので、阻止すると「んー!なー!」と文句を言っているように鳴いています。外にいる鳥や虫に向かって「カカカ」「ニャニャニャ」と鳴くクラッキングという鳴き方は、捕まえたいのに捕まえられないもどかしさがあらわれています。
4. 掛け声、興奮
高い場所へ飛び乗るとき、高い場所から飛び降りるときに「ニャッ」と鳴く猫がいますが、あれは掛け声のようなものなんだそうです。
猫も「よいしょ」と言っていると思うとかわいらしいですよね。また、ごはんを食べながら「ウマウマ」と鳴く猫がいますが、あれはごはんに興奮していたり、ごはんを取られないように鳴いていたりするんだそうです。「おいしい!」と鳴いているわけではないんですね。
5. 返事、飼い主さんと会話を楽しんでいる
猫と飼い主さんの暮らしが長くなってくると、猫はある程度言葉を覚えるようになってきます。名前を呼ぶと返事をしてくれたり、ごはんを食べるか聞くと「ニャー」と応えてくれたりする猫もいます。
飼い主さんの話し方や雰囲気などを理解して会話できる猫もいるんです。飼い主さんが喜んでくれるのがうれしくて、できるようになったのかもしれません。
まとめ
今日のねこちゃんより:ベル♂ / 3歳 / キジシロ / 5kg
おしゃべりな猫は、いろいろなことを飼い主さんに伝えています。ごはんが欲しい、甘えたいなどの要求、不安や不満な気持ちなどです。
また、成長とともに人間の言葉も覚えてくるので、飼い主さんとの会話を楽しむようにおしゃべりをしてくれる猫もいます。愛猫がどんなときにおしゃべりをしているのか観察してみると、猫の気持ちがより理解できるかもしれませんね。