準備運動のため
猫がお尻をフリフリするのは、狙った獲物を一瞬で仕留めるために準備運動をしているという説があります。本来猫は、じっと待ち伏せをして一気に獲物に飛びかかるスタイルで、主にネズミ等の小動物を狩って生活していました。じっと動かないで待ち伏せしていると、体が硬くなってしまう為、飛びかかる寸前にお尻をフリフリして準備運動をしているそうです。
後ろ足の爪はスパイク代わり
お尻をフリフリしている時、後ろ足の爪を出し入れし、瞬間的にダッシュできるように爪を地面にめり込ませています。畳などでお尻をフリフリしているところを観察すると、爪が出し入れされているのがよく分かりますよ。
タイミング調整のため
人でいうカウントダウンのように、獲物に飛びかかるタイミングを計っているとも言われています。確かに、徐々にお尻の振り方が激しくなったり、止まったりすることがありますよね。いつ飛びかかろうかと、獲物の動きをみてタイミングを計っているのですね。
猫のお尻フリフリは狩りの邪魔になる?
愛猫がお尻をフリフリしている姿を見ていると、猫の本能だって言うけど、そんなにフリフリして獲物に気付かれないの?と思ってしまいますよね。猫が主に狩りの対象としていたネズミは、視覚はあまり良くなく、嗅覚を中心に活動していると言われています。その為、このお尻フリフリスタイルでも問題なく狩りが行われていたそうです。
猫のハンター心をくすぐる遊び方
愛猫のお尻フリフリが見たい!そんな時は、いつもの遊び方に少し工夫をしてみてください。
猫が隠れられる場所を作る
猫は本来、物陰にじっと隠れ、獲物を待ち伏せします。トンネル型になるように箱を設置する等して、猫が隠れているつもりになれる場所を用意してください。そこから見えるところで、猫じゃらしを出したり、隠したりすると猫のハンター心に火が付き、お尻フリフリを見せてくれるかもしれません。
レーザーポインターを利用する
猫用おもちゃのレーザーポインターを利用して、部屋全体を猫の狩りの場にしてあげましょう。猫は「あともう少しで捕まえられる」「少し弱っているかも」と思うと飛びかかる習性があるので、小動物の動きを意識してレーザーポインターを動かしてみてください。我が家の愛猫の場合、猫がジャンプしないと届かないような場所でレーザーポインターを動かすと、高確率でお尻フリフリが見られます。
是非一度、試してみてくださいね。
まとめ
完全室内飼いの猫たちにも、猫本来のハンター心が残っているという事ですね。目をまん丸にして、お尻をフリフリする姿はついクスッと笑ってしまいそうになりますが、愛猫たちは至って本気モードという事ですね。人間と同じように、猫たちにも癖があり、お尻の振り方にも個性があるそうですが、皆様の愛猫はどんなお尻フリフリを見せてくれますか?じっくり観察してみてくださいね。