1.飼い主と同じ格好で寝転ぶ
一緒にゴロンするにゃ!
飼い主さんがおうちでくつろいでいると、猫もその場でくつろぎ始めることがあります。このとき、飼い主さんと同じような格好になってくつろぐことも。人間さながらにゴロンと横になって、器用に肘で枕を作ってくつろぐ上級猫ちゃんもいるようです。人間のようなくつろぎ方に、思わずクスッとしてしまいますね。
飼い主のことを同じ猫だと思っている?
猫は飼い主のことを「大きな猫」だと思っているという説があります。これは、猫同士と人間に対してのコミュニケーションの方法にほぼ違いが見られないということが理由となっています。
ちなみに、犬の場合は犬同士と人間に対してのコミュニケーション方法に違いが見られ、犬と人間を区別して接している節があるという考えがあります。犬とは違い、猫は人間に対しても親しい猫に行うように愛情表現を行うのです。
飼い主さんと同じような体勢でくつろぐのも、飼い主さんのことを信頼できる仲間だと思ってのことである可能性があります。
2.家事を手伝っているつもり?
お手伝いするにゃ!
洗濯物を干しているときや雑巾がけをしているときなど、飼い主さんが家事をしているときに猫が一緒になって参加してくることがあります。実際には干した洗濯物に飛びついて落としてしまったり、雑巾がけする手にじゃれついたりして、チョットお邪魔なのですが、彼らなりに手伝ってくれているのかなと微笑ましくなります。
飼い主さんが遊んでいると思ってる?
飼い主さんが何かに集中しているときに限って、猫がじゃれついてくることがあります。パソコン作業をしているときにキーボードの上に乗ったり、忙しく歩く足にじゃれついて飛びかかったりして、困惑してしまうこともあるかと思います。
飼い主さんは家事や仕事に忙しいのですが、猫にとっては「飼い主さんが一人で楽しそうに遊んでいる」というふうに見えるのではないかと思います。洗濯物を干す作業も、猫の目には飼い主さんが洗濯物にじゃれついて、遊んでいるように見えるのでしょう。
3.飼い主の緊張に同調する
猫は飼い主の気分に同調する?!
イギリスのリンカーン大学の学者の研究によると、飼い猫の性格は飼い主の行動に深く関係しているのではないかという結論が出ました。この研究では、猫の飼い主3,300人とその猫たちの行動を調査しました。
学者たちによると、飼い主の緊張が高まったときに飼い猫もより攻撃的になったり、不安になったりする様子が見られたとのことです。また、落ち着いていて穏やかな飼い主に飼われている猫には攻撃性が少なく、コミュニケーションを取ることが容易な子が多いという結果も出ました。
猫も犬に負けないくらい人間の感情を理解する
この研究結果から、猫は犬に負けないくらい飼い主の気分を察知して、同調する可能性があるということがわかりました。猫は群れを成さずに単独行動をする動物ですが、飼い主の気分に同調することもあるという研究結果はとても興味深いです。
この研究結果からすると、飼い主さんが平和な気持ちで過ごしていれば、猫たちも平和で穏やかな気持ちで過ごしやすいということですね!
まとめ
今日のねこちゃんより:ごましお / ♀ / 黒ブチ / 3kg
猫は他人に無関心なイメージですが、実は飼い主さんのことをよく観察している可能性が高いです。イギリスでの研究では、猫は飼い主さんの気分に同調する可能性が高いという結果も出ました。あくまで推測ですが、猫が飼い主さんと行動を共にしようとするのは、飼い主さんのことを人間と猫に区別せず、同じ仲間であると思っているからではないかと考えます。
飼い主さんが家事や作業に忙しくしているときに、猫が一緒になってちょっかいをかけてきたりもしますが、一生懸命飼い主さんと一緒に行動しようと思っている可能性もありますので、ご容赦くださいね。