猫は噛んで自分の気持ちを伝えることがある
スキンシップをしたりふとした瞬間に、愛猫が噛んでくることってありますよね?猫が飼い主を噛む時は本能によって、手や足を獲物として認識し噛んでしまうことがあるそうなのですが、それ以外にも自分の気持ちを伝えるために噛むことがあるそうです。
また、噛む場所によって意味が異なることが多いので、今回は部位ごとに分かる『猫がガブっとする理由』をお伝えしていきたいと思います。
顔を噛んでくるとき
あなたが横になってくつろいでいるときに、愛猫が顔を噛んでくることはありませんか?猫が飼い主の顔を噛むときは大体の場合、何かしらの要求をしていることが多いそうです。ですので、もし心当たりがあるのでしたら「構ってほしい」と甘えていたり「お腹が空いたからご飯ちょうだい」と要求している可能性が高いといえるでしょう。
手を噛んでくるとき
愛猫とスキンシップをしていると、前足や後ろ足で飼い主を叩きながら同時に手を噛んでくる。そんなときは「触り過ぎだ~!」とご立腹になっているのかもしれませんね。
ツンデレな性格をしている猫の場合、はじめは甘えながら自分からすり寄って来ても気持ちが満たされると「触り過ぎ~!調子に乗るなぁ~!」とでもいうかのように、バシバシ叩きながら手を噛んでくることが意外と多かったりします。ですのでスキンシップをしているときに、猫が暴力的になったら止め時といえるかもしれませんね。
また、反対に猫は愛情表現の1つとして手を噛むこともあります。私の経験からいわせていただくと、猫が大好きアピールをする手段として手を噛む時は、スリスリしながら噛んでくる。じゃれるように甘噛みをする。といった具合に甘えながら噛んでくることが多いように感じます。
足を噛んでくるとき
猫が足を噛んでくるときは運動不足になっていたり、マンネリ化した生活に飽きて刺激を求めている可能性があるそうです。運動不足や刺激が少ないと本能の影響を受けやすくなって、様々なものが獲物として見えやすくなるのかもしれませんね。
例えば猫が「ひまだなぁ、何か面白いことはないかな~」と退屈そうにしているときに、ちょこちょこっと動く飼い主の足や手を見ると「も、もしかして獲物!?」と勘違いしてしまうことがあるみたいですよ。特に靴下を履いている足はオモチャや獲物だと感じやすく、布団や物陰からチラチラっと見えたときに「面白いものみっけた~!」と噛みつくことが多かったりします。
愛猫が手や足をよく噛んできて困る……という場合はオモチャを使いながら一緒に遊んで運動不足を解消したり、普段の生活で刺激を与えてあげると噛み癖の問題を解消しやすくなるといえるでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:王子郎 / ♂ / 1歳 / ミヌエット / 4.8kg
猫は様々な理由で飼い主を噛むことがあります。もともと備わっている本能の影響で人の体の一部を獲物と勘違いして噛んでくることがよくありますが、自分の気持ちを伝えるために噛んでくることも少なくありません。
そういった場合は、噛んでくる場所によって理由が異なりやすいので、部位ごとに理由を把握しておくことが大切といえるでしょう。もちろん猫によっては噛む場所や意味が異なる場合もありますので、全てを鵜呑みにせず、愛猫を毎日よく観察しながら『どういった理由で噛んでくるのか』ということを調べることをおススメします。