猫が寝ない理由
初めて猫を飼う方はもちろんですが、猫が寝ないと気になってしまう事もあるかと思います。猫が寝ない場合、心配するべきなのは「昼も夜も全然寝ない」という時だけ。ご存知の通り猫は夜行性な為、夜活発に動き昼間はぐっすりと寝ている事が多いです。
その為、飼い主さんと逆転の生活を送っており、昼間睡眠をとり、人間が寝る時間に起きて遊ぶというパターンが多いのです。ですから、昼間働いている人は中々猫が寝ている姿を見れない場合もあるかもしれません。
ちなみに、猫の平均睡眠時間は成猫の場合14時間程、子猫の場合は20時間程だと言われています。
猫が寝ない時の対策
猫が寝ないと心配していても、病気以外の場合は、飼い主が見ていない所で寝ている事が多いのですが、病気が疑われるわけでもなく、ぐっすり寝ている様子がみられないと言う場合は、猫にとって快適な寝床が無いのかもしれません。
猫は狭くて暗い場所、暖かい場所、そして高い所を好みます。窓際で家の周りを見張るのも大好き!なんて子もいますね。我が家でも、タンスや冷蔵庫等の高い位置には自由に行けるようにしていて、窓際にも猫がくつろぐスペースを用意しています。
猫が快適に眠れる場所が無いと考えられる場合は、段ボールを用意したり、狭くて暗い場所にタオルケットを引いてあげたり、あるいはタンスの上などの猫が好む高い場所に、キャットハウスを用意したりして、猫が快適に眠れる場所を作ってあげましょう!
猫が寝ない時に疑われる病気
あまりにも猫が寝ない場合、病気を疑ってしまう事もありますよね。実際に、猫が寝なくなってしまう病気もありますので、ここでご紹介したいと思います。
甲状腺機能亢進症
人間の場合、いわゆる「バセドウ病」と呼ばれる甲状腺の病気になります。猫が甲状腺機能亢進症になった場合、初期には寝なくなり元気いっぱいに動きまわって、病気どころか覚醒したように見えます。食欲も増し、落ち着きも無くなります。
病気が進行してくるにつれて、元気や食欲が無くなってしまいます。甲状腺だけでなく、様々な臓器に影響を及ぼす病気なので、甲状腺機能亢進症と見られる症状がでている場合には、注意しましょう。
慢性腎臓病
血液中の老廃物を尿として排出する機能が段々と衰えていき、腎臓全体の機能が低下していく病気です。腎臓は壊れると治療をしても、元に戻る事はありません。慢性腎臓病になると、
- おう吐する
- おしっこが出ない
- 食欲がなくなる
等の症状も出てくる他に、ひどくなると猫が寝ない状態になってしまう場合もあるそうです。
不眠症
不眠症と言えば人間がかかるイメージが強いのですが、実は猫にも不眠症という病気は存在します。原因は、ストレスや老化だと言われています。老化によりボケてしまった猫の場合、夜泣きと共に不眠症が見られる事があります。
まとめ
猫が寝ない時に考えられる原因をご紹介しました。快適に寝る場所が無くて寝ていないのだとしたら、場所を作ってあげる事で改善できますが、もしも病気等の場合は大変です。手遅れにならないように、一度病院に行って相談する事をオススメします。
40代 女性 さくら
小さな頃から病気がちだった猫ちゃんでしたが、老後はあまり大病することなく、元気に過ごしました。しかし、12歳になってから、眠らなくなり夜鳴きをするようになりました。さいわい他の猫ちゃんは若くて穏やかだったので、夜鳴きをしていても気にせずに寝ていてくれました。獣医さんにも相談しながら、穏やかな老後を過ごしました。想像していたより、大変でしたが、最期まで頑張ってくれたので感謝しかないです。