スピリチュアルな猫の言い伝えについて
猫を不思議な生き物として捉えるのは、どうやら日本だけではない模様。世界中の、しかも現代よりもかなり以前の時代からスピリチュアルな猫の言い伝えがありました。
猫で運勢を占う
猫は人の吉凶を占う特殊な動物として捉えられ、その神秘的なルックスと生態から、人間の運命を左右する存在として捉えられていました。具体的には、
- 昼間の明るいうちに白猫を見ると、縁起が良い。逆に暗くなった夜の、闇の中で白猫を見ると縁起が悪い
- 猫のクシャミを聞いた人には幸運が訪れる
- 黒猫の胸に生えている白い毛を引っかかれることなく無事に抜くことができたら、その白い毛は富と愛情のお守りになる
- 猫を殺すと17年の間祟られる
この中にはみなさんが聞いたことがあるものも、あるかもしれません。常に人間の身近にいて、かつ自由に生活する猫たちと人間が密に接する中で生まれたスピリチュアルな言い伝えであることが感じられますね。
猫で天気予報
猫は野生の感覚が大変鋭い動物です。そのぶん自然現象の変化には非常に敏感で、猫のちょっとした仕草でその後の自然現象を予測するといった話しがたくさんあります。
- 猫が顔を洗う時、耳の後ろまで洗うと雨が降る
- 猫のヒゲがだらんと垂れていると雨が降る
- 猫が眠っている時に、手足を体の下に隠していたら寒くなる
- 猫が暖炉に背を向けて座っていると嵐がくる
猫はヒゲの感覚が非常に優れており、またよくグルーミングする動物でもあります。日常的に繰り返されることの多い動作から、このようなスピリチュアルな言い伝えが生まれたのかもしれませんね。
猫の見ているスピリチュアルな世界
猫は時に、実に気まぐれな生き物としてたとえられます。ベタベタに甘えてきたかと思えば、急に飼い主さんの元から走り去ったり、あらぬ方向を見つめていたりします。そんな猫たちの自由で可愛らしい仕草にハマる人が急増する昨今ですが、実はそんな気まぐれな行動には、猫にしか見えない、スピリチュアルな世界の「何か」を見て、そして感じ取っているのかもしれません。
今回は不思議な感覚を持っているかもしれない!?猫たちにまつわるスピリチュアルな言い伝えについてお話しします。
猫の夢のスピリチュアルな意味
猫が夢に出る、または化けて出るといった話は古来日本でもよく語られるお話です。中でも猫が夢に出ることについては、世界中でたくさんのスピリチュアルな言い伝えが残されています。
- 白猫の夢は創作活動や直感が冴える兆し。または子供にまつわる幸運がやってくる知らせ
- 猫に引っかかれる夢は、病気などのトラブルに要注意
- 夢の中で猫の叫び声が聞こえたら、友人が自分を陥れようとしているかも?
- 猫がケンカしている夢は、病気や他人との口論に注意すること
- トラ猫の夢は家庭運が上昇する兆し
- 様々な色が混ざった猫の夢は友達運が上がる兆し
- 野良猫の声が聞こえる夢は、人に対して警戒心を解かないように注意している
ここに挙げたもの以外でも、調べてみるとたくさんのスピリチュアルな言い伝えがあるようです。もしもあなたの夢に猫が出てきて、どうしようもなく気になる時にはぜひ調べてみてくださいね。もしかしたら、何かの知らせかもしれません!?
まとめ
猫は他のどの動物よりも、スピリチュアルの世界で多く取り上げられていると言っても、過言ではないのではないでしょうか。時に異次元を守る門番として、時に女神として、そして時に(猫好きには悲しいことですが)人間にとって怖い存在の遣いとして、民間伝承から宗教的に重要な意味合いをもつ生き物として、非常に多く取り上げられています。
ですが、それこそこれまでの長い間人間と共に、非常に近い位置で歴史を歩んできた証拠ともいえるのではないでしょうか。これから果たしてどんな歴史が紡がれていくのかはわかりませんが、とりあえずはいま目の前にいるあの子やこの子を大切に、猫たちと人間が共に幸せになれるよう暮らしていきたいものです。