招き猫で有名な5つのスポットで運気アップ!由来や上げている手の意味まで

招き猫で有名な5つのスポットで運気アップ!由来や上げている手の意味まで

招き猫を置いておくとお客さんが来る、お金が寄ってくるなど縁起が良いと言われる招き猫ですが、そもそもなぜ招き猫が出来たのかご存じですか?今回は、招き猫がどうやって出来たのかや、いろんな招き猫に会える招き猫スポットまで、たくさんの招き猫についてご紹介したいと思います!

招き猫に会いに行ける5つのスポット

招き猫の置物

招き猫スポットはいろんな場所に存在しているんですよ。

今戸神社

先程の話に登場した東京都浅草にあります今戸神社です。招き猫発祥の地といわれ、こちらには今戸焼で作られた大きな招き猫が本殿に飾られています。えんむすびの招き猫として特に女性から人気が集まっています。

豪徳寺

こちらも先ほどの話に登場しました、東京都世田谷にあります豪徳寺です。今戸神社と並んで二大聖地と呼ばれています。ここには圧倒されるほどのたくさんの招き猫が所狭しと並んでいます。彦根城のゆるキャラ、ひこにゃんのモデルにもなりました。

招き猫通り

愛知県常滑市にあります招き猫通りです。巨大な招き猫「とこにゃん」をはじめ、壁に設置された50体の猫の置物がお出迎えしてくれます。ここでは常滑焼のろくろ体験もできるので、是非、招き猫にご利益を貰った後は、自分だけのオリジナル焼き物も作ってみて下さいね。

招き猫美術館

岡山県岡山市にあります招き猫美術館です。こちらには約700体もの個性的な招き猫が飾られています。全館写真撮影OKだそうなので、お気に入りの招き猫と一緒に記念写真はいかがでしょうか。

吉兆招福亭

三重県伊勢市、おかげ横丁内にあります招き猫のお店です。ここではいろいろな顔や形の招き猫がたくさん売られています。お店の外にも至る所に猫の置物があるので、食べ歩きしながら探すのも楽しいですよ。

招き猫が生まれた由来

片手をあげる仔猫

実は招き猫の由来は一つではなく、いろいろな諸説があるのです。

夢枕に立った

嘉永5年、浅草花川戸に、貧困のおばあさんが住んでいました。そのおばあさんは貧しい生活ゆえ、飼い猫の面倒を見きれなくなり手放してしまいました。ところが、その手放した猫が「私の姿を人形にしたら福徳がある」と言って夢枕にたったのです。言われた通り、その猫の形を焼き物(今戸人形)にし浅草神社の鳥居の横で売ってみたら、これが大評判でたちまち大繁盛したのです。それからこの今戸焼の人形は、人とお金を呼ぶ「招き猫」として有名になりました。

助けてもらった

江戸時代、井伊直孝という藩主が、鷹狩りに出かけました。そしてその帰り道、豪徳寺というお寺の前を通った時のこと。お寺の和尚さんの飼い猫「たま」が門前で手招きをしていたので、井伊直孝は少し休憩していくことにしました。

和尚さんとお茶をしながら談笑していると、みるみる天気が悪くなっていき、突然雷とともに豪雨が降り始めたのです。猫のおかげで雨に濡れず済んだと大変喜んだ井伊直孝は、豪徳寺に多額の寄進をし、ぼろぼろだった豪徳寺は盛り返すことが出来たそう。

猫が死んでしまった後、和尚さんはお墓をたて弔いました。そしてその後も、片手をあげた姿の招福猫児(まねぎねこ)が建てられ、今ではお寺のあちこちに猫の置物やたくさんの招き猫が飾られています。

この豪徳寺の話はもう一つあり、豪徳寺の木の下で雨宿りしていた井伊直孝の前に、三毛猫が現れ、手招きして呼んでいるようでした。不思議に思いその猫に近づくと、さっきまで雨宿りしていた木に雷が落ち、危機一髪で助かった、という内容です。

こちらの豪徳寺の招き猫は、他の招き猫と少し違い、掲げるのは右手のみ、小判も持っていません。これは武士である井伊直孝にちなんでいて、左手は不浄だからという理由と、招き猫は幸運のきっかけを与えてくれるだけで、その幸運をつかむかどうかは自分次第だから、という意味からだそうです。

他にも、道に迷ったとき猫が手招きをしているからついていったら寺院にでた、そのおかげで戦に勝てたという話や、害獣のねずみを駆除してほしくて猫を「おいでおいで」と言って呼んでいた、猫のいない家は招き猫の絵をかいて外に貼っていたという話など、たくさんの由来が全国で報告されています。

招き猫の手の意味

猫の手アップ
  • 右手は金、福を呼ぶ
  • 左手は仁徳、人を呼ぶ

そしてその掲げている手が高いほど、遠くから呼び寄せると言われています。中には両方欲しいという人のために両手をあげている招き猫もいますが、「おてあげ」ということで嫌がる人もいます。

まとめ

手を上げて顔を洗う猫

招き猫の由来については詳しく分かっていないものの、どのお話も猫によって助けられたというものばかりです。猫の人を招くようなしぐさは、ただ顔を洗っているだけなのでは…と思われるかもしれませんが、結果的に助かった話がたくさん存在していることから、猫には人を幸せにするなにかを持っているのかもしれません。

全国のいたるところで、何気なく人を助ける力を猫が発揮していたとしたら、今現在伝わっている話すべてが招き猫の始まりと言えるのではないでしょうか。

いずれにせよ、次は私たち人間が猫を幸せにする番ですね。

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