フットボールスタジアムの見学ツアー中に瀕死の子猫を発見!
2021年11月28日、ミランダ・カミンズさんは父親と兄とともにナショナル・フットボール・リーグ(NFL)「カンザスシティ・チーフス」のホーム、アローヘッド・スタジアムを見学していました。
見学ツアーが終わりに近づき、ミランダさん一行がスイート席に上がります。
そしてスタジアム全体を見渡していると、彼女の父親がフィールドで遊んでいる2匹の子猫に気づきました。
その後1匹は走り去りましたが、もう1匹はゴールポスト裏のネットに絡まって動けなくなってしまいます。
カミンズさん一家とツアーガイドは、猫を助けるためフィールドへ降りて行きます。
カミンズさんの兄、ダスティン・ウィークスさんによると、「子猫の元へ駆けつけた時、その頭はネットに包まれていた」とのことです。
ダスティンさんが子猫を抱き上げる一方、ミランダさんと父親は猫の頭からネットを外そうとしました。
猫は数分間気を失ってました。その後呼吸が止まって心臓の鼓動もなくなり、肢がぐったりと垂れてしまいます。
予想外の可愛いお土産をお持ち帰り
ダスティンさんは軍の元衛生兵。幸いにも蘇生処置の訓練も受けていたことから、猫に心肺蘇生法を試みます。
すると、彼の処置に反応して子猫はすぐに息を吹き返したのでした。
「どうやら人間向けの心肺蘇生法は猫にも有効なようです」とダスティンさんは言います。
その後子猫を自宅に連れ帰ったダスティンさんは、猫をアレックスと名付けました。
過去にカンザスシティ・チーフスのクォーターバックとして名を馳せた、「アレックス・スミス」から取った名前です。
アレックス・スミスは、かつて大怪我により危うく片足を失くすところでした。
しかし諦めずに困難を切り抜けたことから、危ない所一命を取りとめた子猫とも共通点があると思ったそうです。
ダスティンさんは、「期待していたお土産(グッズ)ではありませんでしたが、この子を連れて帰ります」と嬉しそうに語り、現在アレックスとともに幸せに暮らしています。