猫駅長たちのイラストなどが777点飾られた新車両が登場!
和歌山電鉄が新車両「たま電車ミュージアム号」を導入し、12月4日から一般運行を開始しました。
和歌山電鉄貴志川線は、和歌山駅から紀の川市の貴志駅までを結ぶローカル線で、猫の「たま駅長」は和歌山電鉄を一躍有名した名物駅長です。
今回導入された「たま電車ミュージアム号」では、2015年に虹の橋を渡った初代「たま駅長」や、現在現役で猫駅長を務める「ニタマ」と「よんたま」のイラスト、写真など777点が飾ってあります。
和歌山電鉄の小嶋光信社長によると、これらのイラストは全部見るのにも時間がかかるためぜひ記念一日周遊券でゆっくり楽しんでほしいとのこと。
その他にも、猫の鳴き声がするからくりや猫足の椅子、子供が遊べるスペースなども設置されており、大人から子供まで日常を忘れて楽しめる車両となっています。
車両のデザインを担当したのは、鉄道デザインの第一人者であり駅舎のデザインなども手掛ける水戸岡鋭治氏。JR九州の観光寝台列車「ななつ星in九州」も水戸岡氏の手によるものです。
経営の黒字を願って漆黒の車両に
車両の色は当初茶色が予定されていましたが、経営が黒字になることを願って漆黒に変更されました。
小嶋社長は、「思わず小躍りしたくなるワクワクするようなインテリアや、たま駅長をはじめとする猫駅長たちを記念したミュージアムを存分に楽しんでほしい」と意気込んでいます。
全国のサポーターによる寄付や行政の支援などにより実現したこのミュージアム列車は、普通運賃で乗車できるとのこと。
猫に囲まれてのんびり旅をする…猫好きさんにはたまらない素敵な思い出になりそうですね!