飛騨市が猫の殺処分ゼロを目指すプロジェクト「SAVE THE CAT HIDA」を始動
猫が全国での殺処分が減ってきてはいるものの、まだまだ殺処分されてしまう命は”ゼロ”ではありません。
これ以上、殺されてしまう命を増やさないために、岐阜県飛騨市は「猫の殺処分ゼロを目指す」取り組みをスターしました。
取り組みの一環として、高齢者が孤立する問題と引き取り手のいない保護猫に着目して、「SAVE THE CAT HIDA」プロジェクトを立ち上げました。
本プロジェクトは、東京都を拠点に保護猫活動事業を行う「ネコリパブリック」との協力で行われ、「高齢者が孤立してしまう問題」および「空き家問題」を保護猫の世話と掛け合わせて地域課題と猫にまつわる問題を両立して解決することを目指し、保護猫が幸せに過ごすことができる仕組みを構築する取り組みです。
プロジェクトの資金調達には飛騨市の特産品を活かしたふるさと納税
本プロジェクトの資金調達は、岐阜県飛騨市の特産品を活かしたふるさと納税を行います。
ふるさと納税の返礼品で注目されるのが、米・食味分析鑑定コンクールで金賞を受賞している「飛騨コシヒカリ」です。
「にゃんこめ」という返礼品で、肌触りが良いタオル地の猫のデザインのカバーに「飛騨こしひかり」を1~5kgまでの間で愛猫と同じ体重だけ入れてもらえるようになっています。
「にゃんこめ」は愛猫と同じ重さにすることで抱きかかえるだけで猫の重さを感じ、愛おしさと尊さを感じてほしいという思いが込められています。
「SAVE THE CAT HIDA」を通して飛騨市を元気に
飛騨市は岐阜の最北端にあり9割が森林で自然が豊富な美しい町です。
「SAVE THE CAT HIDA」プロジェクトが進めば、高齢者が保護猫を飼うことで毎日が明るい生活になれば、飛騨市の活気も生まれることが期待できます。
最終的には空き家をシェルターとして活用することで、飛騨の綺麗な街並みの維持にも繋げていくそうです。
猫と人、そして自然と共存が進み、飛騨市が今後発展していくことが期待できるのではないでしょうか。