世界で一番長生きした猫は何歳まで生きたの?

Q:世界で一番長生きした猫は何歳まで生きたの?
A:ギネス記録では38歳3日が最長記録とされています

ギネス世界記録2013に載ったのは、アメリカのテキサス州で飼われていた女の子の猫「クリーム・パフ」ちゃん(1967年8月3日生~2005年8月6日没)。

その年齢は人間の年齢で換算すると約170歳相当といわれていることから、想像を超えたご長寿猫ということになります。

猫の平均寿命

一般社団法人ペットフード協会が行った令和3年全国犬猫飼育実態調査によると、猫の平均寿命は15.66歳とされています。

猫の個体差・生活環境・参照するガイドラインによって詳細は異なりますが、一般的に猫の成長スピードは人間の5~6倍といわれ、1歳半で人間の20歳に相当。

猫の平均寿命15.66歳は、人間換算で76歳以上となりなかなかの高齢です。

猫を長生きさせるためには

猫を長生きさせるために重要視されているのが「完全室内飼育」です。

上で解説した猫の平均寿命に関してより細かい統計を見ていくと、室内飼育だった猫が平均寿命16.22歳だったのに比べ、外に出ることもある猫の場合は13.75歳でした。

猫を外に出歩かせることにより、感染症、事故、虐待などの要因から家猫よりも約2~3年ほど寿命が短くなってしまうとのことです。

また、猫は腎臓病や心臓病、泌尿器疾患などの病気を患いやすい生き物。

病気の早期発見・予防のためにも、動物病院での定期的な健康診断やワクチン接種を行うことが大切です。

猫を長生きさせるには正しい飼育が必須

今回の内容をまとめると、

  • 猫の寿命最長記録は38歳3日(人間換算で約170歳)
  • 日本における猫の平均寿命は約15歳前後(人間換算で約76歳)
  • 長生きのためには完全室内飼育などによる健康管理が大切

近年では、獣医師・行政の努力もあり猫の健康に対して飼い主さんの意識・知識が向上、室内飼育数が増加し猫の平均寿命も伸びつつあります。

良質なキャットフードや猫用品も多く発売されており、ギネスに載った”クリーム・パフ”ちゃんまではいかずとも、より猫が長生きしやすくなることが期待できます。

大切な愛猫と少しでも長く暮らしていけるよう、この機会に猫との生活を見直してみてください。