“自続可能”な保護猫団体を目指して『neco-note(ネコノート)』サービス開始
解決するべき社会問題のひとつである保護猫問題。
様々な保護猫団体が1頭でも多くの保護猫の命を救い、新しい家族のもとへ届けるため日々活動しています。
しかし猫が生活するのには当然、エサ代や医療費が必要です。保護猫1頭あたりで1ヶ月に数万円、多い時は数十万円の費用がかかるとのこと。
保護猫団体はその費用を寄付金でまかなっていますが、寄付による収入は不安定というのが現状です。
「今」だけでなく未来でも猫の幸せのために活動できる“自続可能”な保護猫団体を目指すには、寄付だけに頼らない収入源が必要になります。
そこで生まれたウェブサービスが『neco-note』。
「猫好きの方が好きな猫を推すことで保護猫団体の活動費を生み出せる」というサービスで、2022年2月22日の猫の日にサービス開始が決定しました。
『neco-note』の仕組みで、応援する人も応援される猫も幸せに!
“猫の推し活”で保護猫活動を支援できる『neco-note』とは一体どのような仕組みなのか。ここでは仕組みと方法を紹介していきます。
まず、保護猫のために何かしたいという人は、月会費を支払って会員登録。会員のことをバディと呼ぶそうで、気に入った猫(推している猫)のことをネコバディと呼びます。
バディはネコバディに新しい家族が見つかり、幸せになってくれるように応援。
バディ限定で配信されるライブチャットなどのコンテンツを楽しんだり、追加課金をしてライブチャットで使えるおやつ券を購入したりすることで応援できます。
可愛い猫が多すぎて推しが1匹に決められないのでは…という方も大丈夫。 追加課金することで複数の猫をネコバディとして登録できるので、たくさんの猫を応援できます。
月会費や課金額の50%がネコバディの所属する保護猫団体に寄付されますが、推し活の費用として支払ったお金が、推し猫のために役立つのは嬉しいところ。
『neco-note』は、好きなアイドルを推すのと同じように可愛い猫たちを応援していたら、それが支援になっていたというポジティブな体験ができるのが魅力です。
応援しながら保護猫たちを支援できるので、明るい気持ちで参加できるのではないでしょうか。
『neco-note』の便利な機能で保護猫団体の負担を軽減
また、『neco-note』にはボランティアマッチング機能というものが搭載されています。
保護猫団体は資金だけでなく人手不足にも悩んでおり、ライブ配信やSNS更新などの日々の活動を手伝ってくれるスタッフが必要です。
保護猫のためにボランティアがしたいと思っていても、自分に何ができるかわからなくて困っているという方もいるのではないでしょうか。
『neco-note』のボランティアマッチング機能は、写真撮影・運転・イベントスタッフのようにスキルベースでスタッフを募集できます。
「自分には猫のために役立てるスキルなんてない」と思っている方でも、車の運転ができるのなら「猫の通院の時に送り迎えをしてくれる人がいたら…」と力を借りたいと考えている団体にとって立派な戦力です。
得意分野で活躍して猫助けができる機能になっているのがメリットですね。
猫の譲渡をスムーズに!
また保護猫の譲渡をスムーズにするシステムとして、「保護ログ」という機能も搭載。
「保護ログ」は、『neco-note』内でのバディ契約やボランティアなどの履歴を可視化できるもので、保護猫を迎え入れる際に履歴書代わりに使える可能性があります。
通常保護猫の譲渡では、飼い主として安心して託せる相手なのかを判断するため譲渡希望者の情報を詳しく聞かなくてはならず、保護猫団体にとっても譲渡希望者にとっても負担が大きいのが難点でした。
「保護ログ」を見せこれまでの保護猫活動を知ってもらうことで、「保護猫を家族として大切にしていく覚悟がある」ということを理解してもらうため役立つかもしれません。
このサービスにより今後の猫保護活動と譲渡活動が、更に広まることを期待したいところです。