飼い猫が空港敷地内にいることを知り飼い主は大慌て
2021年10月、インド・コルカタ空港に隣家から猫が侵入し、飼い主の要請を受けた空港スタッフが総出で猫を捜索する一幕がありました。
10月28日、生後11カ月の子猫「レオ」は空港のすぐ隣のビマン・ビハール地区にある一階建ての民家から、空港の壁を越えて空港敷地内に入り込んでしまいます。
同日の午後、大学院生の飼い主スワニ・デイさんは、レオの姿が見当たらず彼の母猫ミッチが悲しそうに鳴いているのに気づきました。
スワニさんはあちこちを隈なく探し、ようやく自宅のテラスから空港の壁の向こうにいるレオを見つけたそうです。
ですが、どうやってレオを連れ戻せばよいのか彼女には分かりませんでした。
空港スタッフの協力を得て空港敷地内を大規模捜索
スワニさんは見張り塔の警護をしている中央産業保安部隊(CISF)の担当者に頼んでみますが、彼は持ち場を離れることができず、空港内に入るには許可が必要と断られてしまいました。
28日午後11時半頃、スワニさんの友人のひとりが、SNSのツイッターでジョティラディーチャ・シンディア民間航空相をタグ付けしました。
その際、「飼い猫がコルカタ空港に入り込み自力では戻って来られず危険な状況にあり、CISFには協力を断られたものの至急猫を捜索する必要がある」という内容を投稿します。
そして翌朝スワニさんとその家族が空港ターミナルに駆け付け、CISFの担当者や空港関係者らに事情を説明すると、彼らはすぐに捜索に協力することに同意してくれました。
そして捜索チームが招集され、メッセージアプリでレオの写真が共有され、スワニさんは空港敷地内に入ることを許可されます。
スワニさんによると、空港スタッフや庭園のメンテナンスチームが猫の捜索に協力してくれたそうです。レオは約2時間後、藪の中に隠れているところをスタッフのひとりによって発見されました。
事情はわかりませんが、もしかしたらSNSで連絡した民間航空相が強力に応じてくれたのかもしれません。
スワニさんの迅速な行動や友人の気転の甲斐もあり、無事にレオが保護されて本当に良かったですね。