駅に住みついた野良猫が創立100周年を記念して駅長に
台湾中部にある集集駅が、このたび同駅の創立100周年記念イベントの一部として、駅長に任命された野良猫の名前を一般公募することになりました。
駅長に任命されたのは大きなオレンジ色の猫。
集集駅で高いびきをかいて寝ていたところ、自治体の長である陳紀衡鎮長に引き取られ、来年100周年を迎える集集駅を記念して一般から名前を募集することになったそうです。
続々と集まる様々な名前候補
一般からはすでに様々な名前候補が集まっています。
猫の毛色がオレンジ色で、台湾の人はオレンジ色と金色を似た色として捉えていることから、「オレンジや金色にちなんだ名前にしてはどうか」という声や、来年の干支である寅年にちなんで「ラッキータイガー」はどうかという声もあります。
さらに、南投県がバナナ(香蕉)の産地であることから「蕉蕉」や「リトルバナナ」がいいという声も。
また、毛色にバターの色が含まれているため「バター」はどうかという女性もいます。
この猫は、旧正月である2022年2月から正式に集集駅の駅長となる予定です。
陳鎮長によると猫には自分の家が与えられ、また旅行客も猫と遊ぶことができます。
陳鎮長は、「猫駅長の存在が野良猫や野良犬、同地域で発見されている絶滅危惧種ベンガルヤマネコについて多くの人に知ってもらうきっかけになれば」と語りました。