なぜかいつもとは違う愛猫の様子
2021年11月頃、あるオーストラリア人男性が飼い猫のおかげで自宅に忍び込んだ毒蛇の存在に気づき、大事を免れるというい珍事がありました。
豪国ビクトリア州ダートムーアに住むリッキー・オーウェンズさんは、その日帰宅する前にドアを開けたまましばらく外出していたそうです。
オーウェンズさんが地元メディアに語ったところによると、「2時間ほど外出して家に戻ると、飼い猫のゴードンがラウンジチェアの周りでドタバタしたり、唸ったり引っかいたりして騒いでいた」とのこと。
ところが、ラウンジチェアの周りを見ても何も見つからなかったため、オーウェンズさんは「まぁいいか」と、バーへ繰り出します。
飼い主が帰宅後も態度がおかしい愛猫
しかし、オーウェンズさんがバーから帰宅すると愛猫は依然としておかしな様子で、今度は冷蔵庫の周りで騒いでいました。
オーウェンズさんが冷蔵庫からお茶を取り出そうとすると、ゴードンは冷蔵庫の側に置かれた買い物袋を引っ搔いています。
そこで、買い物袋を持ち上げた彼は大きなヘビの姿を見つけて驚愕。なんと冷蔵庫の下に1mもあるタイガースネークがいました。
オーウェンズさんから見えているのは冷蔵庫の下から15センチほど出ているヘビの腹のみで、それが頭側なのか尻尾側なのかもわかりません。
結局、彼が掴んだのは尻尾側だったため、そのまま冷蔵庫の下から引っ張り出して裏庭のフェンスの向こうに投げ込んだそうです。
普段と違うペットの行動にはワケがある
オーウェンズさんによると、「おそらくヘビはスクリーンドアのわずかに開いた隙間から忍び込んだのだろう」とのこと。
タイガースネークはオーストラリア南部やその沿岸の島に生息する猛毒を持ったヘビで、人間でもその毒で死に至ることもあります。
オーウェンズさんは、今回の事件で戸締りの重要性を真剣に学びました。さらに、ペットが普段とは違う行動を取っていたら注意を向けなければならないことも理解しました。
「愛猫が騒がなかったらヘビがいることに全く気付かなかっただろう」と彼は言います。
家の中で毒蛇に遭遇したら本当にびっくりしますよね。猫も飼い主も無事で何よりでしたね。