2020年の一般社団法人ペットフード協会の発表では、猫の平均寿命は15.45歳。
2010年の調査結果では14.4歳だったので、10年で猫の平均寿命が1歳延びているようです。
猫の平均寿命は飼い方や猫種によって違う
家の中で飼っているか、外に出ることがあるかという飼い方の違いで、猫の平均寿命には差が出ています。
家から出ない完全室内飼育の猫の平均寿命は16.13歳なのに対して、外に出る猫は13.57歳と平均寿命が短いのです。
これは外に出ることで、交通事故や感染症などのリスクが高くなることが原因だと考えられており、ずっと外で生活している野良猫だと平均寿命は3~5歳とかなり短いです。
また猫種別では、純血種よりも混血種の方が長生きしやすい傾向があるといわれています。
愛猫に長生きしてもらうには?
可愛い愛猫とは1日でも長く一緒にいたいとお考えなら、あらゆるリスクを考慮して完全室内飼育をおすすめします。
外に出て歩かなくても、家の中で遊びながら体を動かすことで運動不足は解消できます。
また病気にすぐに気づいて、早い段階から治療を開始することも重要です。
愛猫の健康状態のチェックを習慣にしましょう。体重や食欲の変化、尿や便の回数や状態、いつもと違う行動など不調のサインを見逃さないようにしてください。
1年に1回~2回は動物病院で定期検診を受けるとよいでしょう。
猫にストレスがかからない生活環境を
猫の平均寿命は、嬉しいことに年々長くなっています。
愛猫が高齢になっても元気に過ごせるように、体に優しい食事やストレスのない生活環境にも配慮したいところです。
そしてなんと世界には38歳まで生きた猫もいたとのこと!健康に気を配っても38歳まで生きてもらうのはなかなか難しいですが、飼い主さんにできる限りのことをして病気や事故から愛猫を守ってあげましょう。
一緒に過ごせる1日1日を大切にして、愛猫に幸せな猫生を生きて欲しいですね。