猫は人間のように笑顔で嬉しい気持ちや楽しい気持ちを表現するわけではありません。

猫が口を開いて笑っているように見える時がありますが、恐らくそれはフレーメン反応によるものと思われます。

猫が笑っているように見えるフレーメン反応とは？

フレーメン反応とは、猫の口の中にあるヤコブソン器官で「フェロモンのにおい」をかぐ時に、口を開いて息を吸いこむためになる表情のことです。

特に発情期に異性の猫と接するとよく見られる反応で、他にも飼い主さんのにおいを感じようとして息を吸い込んだ時にも同じ表情になることがあります。

”ぽかーん”と口を開いて笑っているような顔は可愛いですが、笑顔になっているというわけではありません。

猫の感情はどこから読み取れる？

感情を表情では表さない猫ですが、嬉しい気持ちや楽しい気持ちは体の様々な部位から読み取ることができます。

普段は下を向いているヒゲが上を向いている時や、ゴロゴロと喉を鳴らしている時は嬉しい時です。

この時は笑顔とまではいかなくても、穏やかで機嫌のよさそうな表情を浮かべていることが多いでしょう。

また飼い主さんに対して「大好き」と伝えて甘えたい時には、飼い主さんを見てしっぽをピンと立てたり、ゆっくりまばたきをしたりします。

愛猫の愛情表現に気づいたら、ぜひ飼い主さんも「大好きだよ」と伝えて甘えさせてあげてくださいね。

よりよいコミュニケーションを

人間と違って表情で感情表現をしない猫は、嬉しさや楽しさを笑うことで表すわけではありません。

しかし体の様子や仕草で感情を表現しているので、愛猫のことをよく見ていると今どのような気持ちなのかを理解できるでしょう。

愛猫の気持ちを読み取って、ぜひよりよいコミュニケーションに活かしてください。