一部法改正が必要なカフェでの猫飼育
2021年12月13日、米国アイオワ州スーシティの市議会で、動物収容施設に関する市法の改正案が承認され、スーシティ初の猫カフェオープンがまた一歩実現に近づきました。
市議会は、市法における動物収容施設の区分に関する文言修正案を満場一致で承認し、これにより今後は「夜間」も猫を猫カフェ内で飼育することが認められます。
これまでの動物収容施設の定義では、繁華街の商業区域で営利目的のために動物を飼育することが禁じられていました。
スーシティ初の猫カフェオープン構想
メーガン・トンプソンさんは、スーシティの繁華街にある商業ビル内に猫カフェ「Coffee & Purrs」をオープンしようとしています。
店内ではコーヒーショップとは別に、来店客が猫と遊べる猫カフェエリアを設けるとのこと。
猫ルームとコーヒーショップエリアの間に大きな窓を設置し、コーヒーを飲みながら可愛い猫たちを眺められるようにするのがトンプソンさんの希望です。
このカフェはレンガ造りの建物の商業スペースに開設される予定で、商業スペースの上の階は「ブルーバード・フラット」と呼ばれるアパートになっています。
質問への回答
トンプソンさんは市議会における投票前に、「基本的に、来店客はコーヒーショップエリアでコーヒーを楽しむか、あるいは30分か1時間猫ルームで猫と触れ合うことができます」と説明しました。
また、「猫を800~900平方フィート(約74~83平方メートル)のスペースに収まる頭数に制限することに異論があるか?」というダン・ムーア臨時市長の質問に対し、トンプソンさんは「特に異論はない」と答えます。
アメリカ国内の猫カフェに収容される猫は一般的に20頭前後のため、トンプソンさんにとってもこの点は特に問題ありませんでした。
3月の猫カフェオープンに向けて
議会は次回の審議で、繁華街の発展のために活動する「ダウンタウンパートナーズ」が猫、カフェに関する見解を述べた後に第二読会と第三読会の投票を行う予定です。
アレックス・ワターズ市議は、「自分も猫好きの家庭で育ったためトンプソンさんのビジネスが上手くいくことを祈っている」と声援を送ります。
Coffee & Purrsは早ければ2022年3月にはオープンする見通しとのこと。
無事に素敵な猫カフェがオープンできるとよいですね。