近所でひどい扱いを受けていた猫を救い出し自分で飼い始めた男性に称賛の声

近所でひどい扱いを受けていた飼い猫を救い出しこっそり自宅で飼い始めた男性が、事の顛末を海外の投稿サイトに投稿したところ多くの称賛の声が集まりました。

事の始まりは2カ月ほど前、近所で何年も室内飼いされていた猫が、なぜかある日突然外に放り出され24時間ずっと室外で飼われるようになったことです。

突然屋外での生活を強いられることになった猫は見る見るうちにやせ細り、ノミにたかられひどい状態に陥りました。

この猫を気の毒に思っていた男性は、度々猫を自宅に招き入れて食べ物を与えるなどして面倒を見ていましたが、これを見つけた実の飼い主は、自分の猫を盗もうとしていると言って激しく責めたそうです。

男性は面倒なトラブルを避けたかったため猫を自宅に入れることを諦めたものの、食べ物は与え続けていました。

ところがある日、飼い主が不在の時にこの猫が交通事故に遭ってしまいます。

事故を目撃した男性は、すぐに自分で猫を病院へ連れていき手当をしてもらいますが、猫は脚を1本切断しなければなりませんでした。

男性はこのためにかかった費用約3000ドル(約34万円)を自腹で払いましたが、猫が事故に遭ったことは実の飼い主に報告せず、保護シェルターに迷い猫の届けを出すとともにマイクロチップまで装着して自宅に引き取り面倒を見始めました。

その後2週間ほど猫を一切外へ出さず室内で面倒を見ていましたが、実の飼い主は保護シェルターに問い合わせたり男性のもとに行方を知らないか聞きに来たりすることもなかったため、男性は猫を正式に自分の猫として飼うことに決めます。

ところがその後、実の飼い主が窓辺でくつろぐ猫の姿を見つけ、男性に苦情を申し立てたそうです。

実の飼い主は、猫を返してくれなければ猫を窃んだことを警察に通報するなどと言って脅してきました。

しかし、男性は飼い主の主張を突っぱね、この猫は3本しか脚がないためあなたの飼い猫とは別の猫ですと言って追い返します。

とはいえ、実の飼い主に嘘をついてまでして猫を自分のものにしてしまったことに男性も罪の意識を感じていたようです。

男性は投稿サイトRedditの「Am I the Asshole?(私って嫌な奴?)」のフォーラムに事の顛末を投稿し、多くの人の意見を求めました。

ですが、多くの人はこの男性の行動を称賛し、中には似たような経験をした人の声も少なからずあったのです。

後日、男性の元を再び訪れた実の飼い主は、同棲し始めた恋人が猫嫌いであったことからやむを得ず猫を外で飼わなければならなかったことや、今はもうその恋人とは別れたため猫を室内で飼うことができることを説明し、猫を返すよう改めて頼んできました。

それでも男性は、この猫は元から自分の猫であると主張して飼い主に猫を返すことはしませんでした。

「盗むのはいけないこと」という倫理観よりも動物の命の方が大切ではないか、と最後に締めくくっています。

日本とは異なる文化圏で起きたことなので、もしこうしたことが日本で起きたら少し違う意見が上がるかもしれません。

それでも、この男性の行動力と勇気は称賛に値するものではないでしょうか。