高速道路のサービスエリで飼い猫が行方不明に
2021年6月、英国グロスターシャー州グロスターにある高速サービスエリアで、ショーン・オアーさんとポーリン・ディアリングさんの飼い猫「ミリー」が突然逃げ出し、行方不明になってしまいました。
ミリーがいなくなった直後、2人ははサービスエリア周辺を9時間も探し回りましたが、見つからず泣く泣く諦めてその場を去ったそうです。
そして驚いたことに、その7カ月後ミリーが発見されたという連絡が家族の元に届きます。
どうやらミリーは、この7カ月間ずっとサービスエリア周辺で暮らしていたようです。
愛猫がいなくなり寂しさを募らせる家族
ミリーがいなくなった後、オアーさんは非常に落ち込みました。その後もミリーのお気に入りのおやつを持って何回かサービスエリアに探しに行ったそうです。
彼は、いつもそばにいてくれたミリーがいなくなり、何かが変わってしまったように感じていました。
また、ディアリングさんもミリーがいなくなったことにより、受けたダメージは大きかったようです。
ミリーはもともと野良猫であったためおそらく二度と会えないだろう、と彼女は考えていました。
サービスエリアのスタッフと地元動物シェルターの協力で無事にミリーを保護
一方、サービスエリアのスタッフは、ミリーの特徴に似た猫を何度か見かけていましたが、誰もその猫に上手く近づくことができなかったそうです。
最近になって、ようやくサービスエリアのマネージャーが餌でミリーを誘い出すことができるようになり、地元の動物シェルターがトラップでミリーを捕まえることに成功したのでした。
現在、ミリーは無事に家族の元へ戻り、以前からお気に入りだった昼寝場所でのんびり過ごしています。
危険と隣り合わせの高速道路付近で7カ月間も生き延びていたミリー。まさに九つの命を持つ猫ですね。