猫が快適と感じる温度
猫に適した温度
猫をお風呂に入れる時は、30℃~38℃位の間が良いと言われています。ですので、この中間をとって36℃位が適温と見て良いでしょう。猫の体温は、だいたい38℃くらいなので、それよりも少し低めの温度が最適な温度になるようです。猫をお風呂に入れる際は、温度が低すぎても熱すぎても良くないので、温度を確認して入れるようにしましょう。
温度に注意する理由
猫が温度に敏感と言う事も一理ありますが、季節や気候によって、温度を変える必要はないそうです。「今日は寒いので猫も冷えただろう」などと、暑い温度設定にしてしまうと、火傷や皮膚炎を起こしてしまいます。
また、暑い日に「ぐったりした猫の体を冷やしてあげよう」などと冷たい温度設定にすると、風邪を引いてしまいます。このように、人間の感覚と猫は違いますので、温度設定は猫に合わせてあげるようにしないといけません。
猫をお風呂に入れた後の乾かし方
ドライタオルは必須!
猫をお風呂に入れた後は、時間との勝負です。猫が風邪を引かないようにするには、体の水分を早く吸収させ乾燥させなくてはいけません。吸水性の強いドライタオルを使用して下さい。普通のタオルよりも吸水性は上がるのでおすすめです。猫の場合は、ダラダラとタオルで拭かせてくれませんので、猫が嫌がりだすまでに水分を取り除いてあげましょう。
ドライヤーは苦手?
ほとんどの猫は、ドライヤーが苦手なようです。音や風が、猫には危険と恐怖が一度に襲いかかる感覚なのでしょう。しかし、中にはドライヤーに慣れてしまえばヘッチャラな猫もいます。その場合は、ドライヤーを使用した方が乾かす時間も短縮できるので、猫も助かるでしょう。ドライヤーが苦手?もしくは頑張れそう?と言った猫には、ドライヤーの温度や風量に気を使ってあげましょう。
ドライヤーを温風の微風やLOWにして、猫から少し離して乾かしていきましょう。早く乾かしたいのは猫も同じですが、近すぎると火傷してしまいます。また濡れた体に冷風をあてると、風邪を引いてしまいますので注意しましょう。
室温の温度
猫はほとんどが、体が被毛で覆われているため乾かすのも時間がかかります。ドライタオルでしっかりと水分を取り除いた後、猫の選択肢によっては、そのまま部屋の隅っこに隠れて乾かしたいと思います。
「最悪!びしょ濡れだ」と猫も飼い主さんの見えない場所や、手の届かない場所に避難しようとします。その時のために、室内の温度も高めにしてあげておきましょう。冬ならコタツやストーブを用意してあげたり夏ならエアコンは切っておきましょう。
猫はお湯が好き
猫はお湯派?
猫の個体差にもよるのかも知れませんが、猫は冷たいお水よりもお湯の方が好きらしいですね。冬になると、冷たいお水よりもぬるま湯を進んで飲む猫もいます。また、お風呂に気持ちよさそうに浸かったり、泳いでいるのも、お湯が好きだからと言う理由のようです。
元々、猫は砂漠で暮らす生き物なので、冷たいとか冷えると言うワードが苦手なようです。砂漠で暮らす猫の日中は、喉を癒すお水になりますが、夜になるとお水は体を冷やす危険なものに変ります。温度差の激しい場所でもあったため、体が水に濡れると「生命に関わる危険」があったことが、名残りとして残っているのでしょう。
極度に熱いのが苦手
猫は、お水よりもお湯の方が気持ちよい=熱湯が嫌いと言う事なのでしょう。猫が猫舌と言われるのは、熱いものが苦手と言うよりかは極度の熱さが苦手なのです。と言うのも、食べ物にしても冷えたものより、人肌の温度に親しみがあるからです。
捕まえた獲物を食べる時の温度の名残りも関係しているのかも知れません。猫が好きな温度は、冷たすぎず熱すぎず人肌の温度が好きなのではないでしょうか?
お湯は体を元気にする
猫をお風呂に入れたり、濡れたタオルで拭いてあげるのは、お水よりもお湯の方が体には優しいです。お湯にしてあげることで、汚れも落ちやすいし血の流れも良くなります。つまり、お湯が気持ちいいと思うのは、猫も同じでしょう。リラックス効果や血行促進にも繋がり、猫も元気になれるのだと思います。
まとめ
今日のねこちゃんより:みぃ / ♀ / 15歳 / 白猫 / 7kg
猫に適温な温度と乾かし方などについて書きました。猫に最適な温度は、36℃位です。そして、お水よりもお湯の方が、気持ちが良いと思っているのではないでしょうか。ただ、猫にも温度以上に濡れるのが嫌い猫もいます。お風呂を嫌がる猫を、無理矢理入れなくても良いでしょう。
水を使わなくても綺麗にできる方法もありますし、お湯で汚れた部分のみ洗ってあげる方法でも構いません。猫が気持ちが良いと思える方法を選択してあげるのが、ストレスにならなくて良いと言えるでしょう。