猫のパンチの速度について
高速猫パンチは1発が0.009秒
瞬時に片手を挙げ、パンチをする猫の得意技とも言える「猫パンチ」の速度はどのくらいなのでしょうか。
一説によると、0.009秒に1枚撮れるカメラで猫パンチを撮影したところ、1枚しかきちんと写っていなかったんだとか。このことから、0.009秒で1発の猫パンチを出していると仮定すると、猫パンチの秒速は22メートルとなります(パンチの距離を20センチとして計算)。
”目にも止まらぬ早わざ”とはこの事だったようです。
ボクサー並の速度
猫パンチが高速であり、世界に通用してもおかしくないレベルと言えますね。このパンチの速度0.001秒の世界、まさにボクサーレベルでは?
調べてみたところ一般的なボクサーのパンチ速度は時速で40キロだとか。これを秒速にすると11メートルとなります。なんと!猫パンチのほうが2倍も速いんですね!
猫のパンチ速度は、あの世界でも有名なボクサーのマイク・タイソン並と言っても過言ではなさそうです。
猫パンチの威力の凄さについて
ニワトリが気絶するらしい
猫パンチの種類もいくつかあるのですが、猫が本気を出したパンチの威力は半端ないそうです。なんと、ニワトリが一瞬で白目を向いて気絶する程の威力があると言うのです。ならば、もしも猫が人間になった場合を仮定すると恐ろしいですね。猫にマイク・タイソン並の速度と威力があれば、人間でも骨折する威力がじゅうぶんにあると言えるのでしょう。
猫はハンター
猫パンチの威力の秘訣は、猫がもつ狩猟本能からくるものだそうです。野生の中で生き抜く為に備わった、獲物を仕留める根性と瞬発力なのでしょう。毎日、食べる為に獲物を確保しなくてはいけないので、その日その瞬間は失敗出来ません。常に一発勝負を強いられる世界なのでしょう。
猫のパンチの速さや威力がずば抜けているのは、優れていなければ生きてはいけないからなのです。
子猫時代から日々特訓
猫の必殺技でもある猫パンチは、子猫の時から練習を積み重ねて威力を発揮しているのです。猫は生まれてきた時から手を使うと言う本能があり、じゃれたり、掴んだり、触ったりなど動く物に反応をします。
ハンター精神はまだなくとも、遊びながら手を使う練習をしているのです。猫同士や動く生き物に、じゃれながらパンチをする特訓を積み重ねてきたのでしょう。こうして、自立する前には、ハンターとして一人前になり練習の成果を見せつけるのです。
猫には鎖骨がある
猫がパンチが出来る理由には、骨格も関係があるそうです。手を上手く使える理由は、鎖骨があるからなのです。鎖骨がある猫は、木登りができたり、前足を器用に動かせると言う技が使えるのです。おかげで、手を横に「パシッ」と早打ちしたり、力強くパンチができるのですね。
飼い猫がする3つの猫パンチ
相手にして欲しい猫パンチ
みなさんが好きなのは、弱い力の可愛らしい仕草の猫パンチではないでしょうか。「チョンチョン」とする弱々しいパンチの時は、おねだりやかまって欲しいの甘えたい気持ちの時です。パンチと言う威力はなく、どちらかと言うと「ねぇねぇ」と優しく叩かれるくらいの弱さでしょう。
また、恐れながらも触ろうとする気持ちの時も、安全確認の為に柔らかいタッチになります。
少し不快感の猫パンチ
猫がちょっと「嫌だな」「迷惑だな」と不快に思った時は、威力も中くらいです。本気までは行かなくても、機嫌次第では強くなる事もあるでしょう。飼い主さんの触り方がしつこい、抱っこを辞めてくれないなどで「もういい!」とお見舞いされてしまうのでしょう。
また、猫が病気やケガをしている場合にも猫パンチをしてきます。触られたくないと言う意味なので、触ると嫌がる場所を確認する事も大切ですね。
本気モードの猫パンチ
猫が本気になる時です。ケンカをする時や、興奮したら攻撃的な態度をとることから強い威力になります。この時は、恐らく爪も出していることでしょう。
まずは威嚇をして、相手をビビらせようと強いパンチを仕掛けます。そのあとは相手の様子を見ながら。危険に思ったり、強かったりすれば威力もヒートアップします。人間でも猫でも本気モードの猫パンチをくらえば、血が出たり傷を負う勢いなので危険ですね。
まとめ
猫パンチの速度についてご紹介しました。猫パンチは、ボクサー以上の速度とニワトリを気絶させてしまうほどの威力があることがわかりましたね。
猫は、見た目の可愛さに反して、本気を出せば手に負えないほどの威力のパンチを繰り出します。こう書くと「猫は凶暴なの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
嫌がることや痛いことさえしなければ、優しい猫パンチなのです。飼い主としてはこの優しい猫パンチを浴びていたいものですね。