猫は時速48キロで走る
猫の時速を考えるうえで重要になってくるのは、その猫がどれくらいの体でどれくらいの筋力を持っているかということです。私たちが普段目にしているイエネコには様々な種類がいますよね。運動が苦手な子、得意な子、走るのが苦手な子、瞬発力が低くおっとりしている子、そのような猫の性格や運動神経によっても猫の時速は変わってきます。
しかし一般的な猫だと、驚いたときに走る平均速度は時速48Kmにも達するそうです。これは乗用車が国道を走っている速度と同じくらいです。つまり自転車よりも早いということになりますから驚きです。
足の速い猫種はどれか!という実験は行われていないようですが、体がずんぐりむっくりしているマンチカンや、スコティッシュフォールド、ヒマラヤンやペルシャ猫などは走るのが遅いかもしれませんね。
逆に運動神経がよく活発な猫種として知られている、シャム猫やオシキャット、アビシニアンやベンガル猫などは猫の平均速度である48Kmよりも早いかもしれません。また雑種猫でも筋肉質でスレンダーな猫は走りが早く、体が大きくおっとりしている猫や、小柄な猫はそこまで速度は速くない可能性があります。
猫の走る速度の比較
イエネコの速度が時速48Kmという驚異の速さだとわかりましたが、イエネコ以外の猫科の動物がどれほどの速度なのかということですよね。そこで今回は猫科の動物の速度を可能な限り調べてみました。
- トラ 時速65Km
- チーター 時速110Km
- ライオン 時速58Km
- ヒョウ 時速58Km
- ピューマ 時速80Km
- カラカル 時速80Km
- サーバルキャット 時速80Km
こうしてみると身体が大きい動物とイエネコの速さはそこまで違いがないように思いますね。ただチーターの速さはスバぬけているということがよくわかります。ちなみにヒトの最高速度は現在44,7Kmだそうです。人間の頂点に立つ人より一般的な猫の方が速いと考えるとやはりイエネコは大変足が速いですよね。
猫と人間100m走対決をしたらどっちが速い?
一般的な猫と一般的な人間ならば、走りが速いのは猫ということになります。そんな猫とヒトが100m走対決をすると、当然勝つのは猫だと思いますよね。しかし実際は、必ずそうだとは言い切れないようです。まず第一に猫は持久力と集中力がないため、100mを全力で走り切れるかという問題があるからです。瞬発力はあっても持久力はない、それが猫の特徴でもありますので、100mもの距離を猫が最後まで走り切れるのか?そもそも競争を一緒にしてくれるのか?という問題から、猫とヒトが100m走対決をしても、猫が絶対に勝つとはかぎらないということがいえます。
ちなみに、猫は100mを7秒で走るそうです。具体的な数字にするとその速さがよくわかりますよね。
猫の速度が速い理由
猫科の動物は全体的に足が速く、運動能力も大変優れています。なぜ猫はここまで運動神経が良くて時速も速いのか、ご存知の方はいらっしゃいますか?その秘密は猫の体つきにあります。小さな頭、細く長い脚、引き締まった胴体、この体の特徴が大きさのわりには時速が速い理由となっています。
また走り方にも秘密があります。猫の走り方は体全体をばねのようにして走っているのと、胸や足の筋肉が発達しているため大変走りやすい身体をしているようです。ただ、瞬発力には優れていますが、持久力はないため長距離を走り続けることはできません。
そのため猫は走りが速いとはいってもスタートダッシュが速いタイプです。そのような特徴から、走りが速いと言われている動物と競争をしても勝てない可能性があるということです。
ちなみに猫科の中でもっとも時速が速いと言われているのはチーターで、獲物を捕らえるときは30m手前からダッシュをして100~200mの間に勝負をつける狩猟スタイルのようです。ただ、どんなに追いかけても500mが限界のようで狩りの成功率は意外にも半分くらいのでしょうです。
ただ100m走ならば、余裕で走れるので猫科みんなで競争をしたらチーターが圧勝することは間違いないようです。
まとめ
猫の時速は人間よりもはるかに速く、ヒトとは比べ物にならないほどの運動神経を持っているということがわかりますよね。猫科の動物には謎が多く、まだまだ解明されていない部分もたくさんあります。もしかしたら猫の時速もこんなものではなく、もっと速く走れるけれども隠しているのかもしれませんね。
男性 猫仙人