変なの!猫のおかしな癖
猫がするナゾの変な癖、こんなのがあります。
1.鼻を「プスン」と鳴らす
意外と多かったのが、何かにつけては鼻を「プスン」と鳴らす癖です。何かに気がついてほしいときや退屈しているとき、鼻を鳴らすタイミングは様々ですが、「ウチの猫、良く鳴らしてます」という飼い主さんは多いです。
鼻プスンは、猫の意思で鳴らせるものと思われます。どうやって鳴らしているのか、そのメカニズムは不明ですが、器用ですね。飼い主さんに何かしらの意思表示をしたいときに鳴らすようです。
2.口をシャクシャクさせる
甘えるときやご飯が欲しいときなどに、なぜか口をパクパクさせて、シャクシャク音を鳴らす癖も、良く見られます。
ただの癖のときもありますが、実は口の中の異常があることもありますので、特に高齢猫の場合はご注意ください。歯にフードが挟まったときなども、違和感があるのでシャクシャクすることがあるようです。
猫がシャクシャクしていたら、1度口内に異常がないか確認してあげてください。シャクシャクが頻繁なようなら、動物病院で診てもらっても良いでしょう。
3.前足ちょいで水を飲む
直接口をつけるのがためらわれるのか、前足を水にちょいちょいっとつけて、その水をペロペロして飲む、という癖のある猫も。
実は筆者宅の猫もたまにやっています。味見なのか毒味なのか分かりませんが、ちょいちょいした後に口をつけて飲むこともありますし、ちょいちょいだけして立ち去ることも。
この癖には一体どんな意味があるのでしょう?ただの癖ならば意味などないのでしょうが、不思議です…。
4.色んなトコロをチュパチュパ
毛布や飼い主さんの耳たぶ、自分の肉球など、チュパチュパと吸うのが癖な猫もいます。母猫の母乳を飲むときの仕草が抜けていないのでしょうが、まぁ何とも可愛らしい癖です。
ただ毛布やセーターなどをチュパチュパする場合は、誤飲しないように気をつけてあげなくてはいけません。
実はこの行為には「ウールサッキング」という名前が付いており、2歳くらいまでには自然消滅することが多いです。猫の手が届く場所には、誤飲しそうなものを置いておかないのが鉄則です。
5.靴下フェチ
飼い主さんの使用済み靴下を、こよなく愛するという変な猫もたくさんいます。お世辞にも良い匂いとは言えない臭気を発している靴下を枕にしたり、せっせと収集したり、その愛し方は猫によって千差万別です。
猫が靴下フェチになる理由は、飼い主さんの汗の匂いが、猫のフェロモンの匂いに似ているからだと、考えられています。猫にとっては臭いどころか、良い匂いに感じられるのでしょう。
靴下の匂いを嗅いだ後、猫が口を半開きにするのは、臭いからではありません。口の中にフェロモンを感じ取る「ヤコブソン器官」があるのでそこに匂いを取り込んでいるのです。一見般若のような顔をしますが、そんな顔になっちゃうくらい臭い!という訳ではありませんので、誤解なきよう。
猫が靴下フェチになるか否かはその猫によりますが、もし愛猫がフェチだったら、きっと一日中履いた靴下は、喜ばれるでしょうね〜!
6.お尻歩き
お尻を床にペタンとくっつけた姿勢で後ろ脚を少しあげ、前足でズリズリと歩く「お尻歩き」。とっても変な癖ではありますが、こんな歩き方がお気に入りの猫も。
ですが、お尻歩きには、肛門腺が詰まっているなど、お尻付近に異常がある場合がありますのでご注意ください。猫が何か異変を感じて、お尻歩きしている可能性もあるのです。ただの癖なのか異常があるのかは、動物病院で診てもらいましょう。
7.トイレハイ
かの有名な「トイレハイ」。猫が用を足した後に異常にハイになり、辺りを駆け回ると言うアレです。その理由は様々なものが推測されていますが、本当のところは分かっていません。
もしかしたら猫自身も、なぜ自分がトイレをした後にこうもハイになってしまうのか、分からないのではないでしょうか?でも猫がトイレハイになってくれると、排泄したことが分かるので、すぐに掃除に取り掛かることができますね。
トイレハイはする猫としない猫がいますので、トイレハイをしないからと言って、がっかりしないでくださいね。
8.出待ち
飼い主さんを出待ちする猫…とても甲斐甲斐しく思いますが、その理由は、猫それぞれでしょう。飼い主さんの姿が見えなくなって不安になっていたり、ご飯の催促をしたくて出待ちしたりです。
筆者宅では、オス猫が恐らく、ちょっと不安を感じての出待ちですが、メス猫たちはご飯の催促で、出待ちをしています。犬のように忠誠心があって出待ちしているケースもなくもないかもしれませんが…。
理由はともかく、猫が待っていてくれると愛おしくなるのはどの飼い主さんも同じでしょう!
まとめ
猫の変な癖は、まだまだたくさんあると思います。その猫の特有の、癖もあるでしょう。愛猫を良く観察していると、意外な癖があることに気がつくかもしれません。
癖を知ることでより一層、猫との距離が縮まりそうです。もちろん危険がある場合は、注意してあげてくださいね。