猫の全速力
家の中をのろのろと歩いている猫が、走るとどれくらいなのか知っていますか?夜中に走り回る速さを見ると、どれくらいが本気かはわかりませんが、猫は本気で走ると50km前後は出るそうです。正確には、時速48kmと言われています。
猫も本気を出せば、かなり脚の早い動物なのです。あのすばしっこい動きが猫の魅力のひとつなのですね。猫と競走しても、かなうわけがありません。
猫と人間どっちが速い?
猫と人間が100mを走ったとき、2倍の差が出ることが明らかになります。人間が100m走を平均で18秒、早くても13秒が平均のタイムになります。
時速48kmの猫が100mを走れば、7秒と換算されます。比較すると、人間は猫の倍かかることがわかります。
人類最速のウサイン・ボルト選手が100mを44.7kmの時速で9秒58の記録があります。それに比べると、のんびりな猫の全速力も半端ないと言えるでしょう。
動物の中で一番足が速いのはチーター
猫の親戚と言われているチーターさん。猫が動物の中で、一番の速さをもつチーターが、ネコ科と言う理由があったようですね。
そんな地上最速チーターの最高時速はと言うと、121kmです。静止状態からのスピードは5秒で100kmを出せると言います。すごいスピードから急に静止することも可能だと言われています。
車でも急に止まれませんよね。スポーツカーよりも早い速度と機能があるようです。猫もネコ代表として、チーターの血を受け継いで足が早いのですね。
猫の意外な体力!
猫の持久力
猫の持久力は短いと言われています。100mを7秒で走ると言いましたが、スピードが続くのは200mまでと言います。猫は長距離よりも短距離が向いているのです。
そして、だらだらと追いかけるよりも、一撃を狙うことから瞬発力の方が備わっているようですね。猫と遊んでいても10分もすればバテてしまいます。猫の体力は、あまり長くは続かないと言えるでしょう。
ネコ科代表の猫は、基本的に単独性で縄張りをもち、獲物を待ち伏せ忍び寄り捕獲します。ネコ科に属する動物は、獲物を追い回す必要がなく長距離を走るのが得意ではないようです。なので、みんなで協力し合うこともないので、単独で獲物を待ち続ける忍耐力が優れているのです。
猫が得意な事
猫は獲物をより効率よく捕れるために、脚が進化したと言われています。飛躍や木登りが得意なところや、体つきがしなやかで柔軟に対応できるのも獲物を逃がさないためのものです。猫の体力は、瞬発力、飛躍力、忍耐力がずば抜けていると言えます。
体力がある猫の特徴
持久力がない猫と言われてしまいましたが、遊ぶのを止めないほど元気な猫もいます。遊べば遊ぶだけ体力がついてしまうとも言われています。体力がある猫の特徴は、野性味が強い猫、成猫のオスが体力があるようです。
子猫やシニア猫と違い、筋肉もついてたくましい体になっています。人間の成人男性と変わらないほどのパワーがあるのではないかと思います。また、子猫の場合は、自分の体力の限界がわかっておらず、遊びに夢中になると倒れるまで遊んでしまうので注意が必要です。
まとめ
猫の時速の速さや、体力についてご紹介しました。猫の時速はチーターには及びませんが、人間より、かなり群を抜いていることがわかりましたね。寝転んでボケーッとしている猫も凄い脚をもっています。ちょっと見直した、と言う人もいるかも知れませんね。
しかし、猫の体力は犬よりもありません。短期集中型ですが、その間の動きには優れた能力を発揮します。反対に犬は、体力は猫よりもありますが、柔軟なしなやかさと忍耐力は猫より劣っているそうです。また、体力がない猫もいれば、野性味溢れた体力をもつ猫もいると言うことも忘れないでください。